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九州トレーニングセールが行われました

【九州トレーニングセール2013】が開催!(最高額馬はパイロ産駒) - 【サラブレッドセール(せり市場)=馬市】&【種牡馬】の最新情報 by馬市.com
2013年度トレーニングセール上場馬一覧(4開催分)
5月7日に宮崎育成牧場で行われた九州産馬2歳のセリ市である九州トレーニングセールは
上場頭数14頭(欠場3頭)で6頭が売却。うち九州産は4頭でした。数字的には寂しい結果でしたが、
元々上場馬が少ないため仕方がありません。近年はやや全体の生産頭数も減少傾向にあるためではないかと。
九州トレーニングセール&1歳市場について〜馬市ドットコム
今年の上場頭数は10年前と同じくらいの水準。九州産の数も波があり、年によって増減を繰り返しています。
今は谷間の状況なのでしょう。長いスパンで見れば、また全体の頭数が増えてくればセールに頭数が集まるのでは。
また昨年度はあった佐賀競馬馬主会からの補助金が今年は無かったようで、結果にも現れているようです。
しかし昨年度より平均価格は上がっています。上場馬がもう少し集まってくれればいいのですが。
ただ、生産者としてはせっかく上場しても安い値しかつけられないようでは控えてしまうのも当然です。
意欲的な生産者は輸送費や主取りのリスクを背負っても北海道のセールに持って行こうとする例もあります。
購買者・販売申込者双方に喜ばれるようなセールになっていくといいですね。
以下は撮影できた馬たちです。一部の馬が抜けてしまっているのはご了承ください。クリックすると拡大します。
番号がついているので上場馬一覧と比較しながら見ていただければ(3番目の画像は手前4番奥3番です)。


騎乗供覧には佐賀競馬から石川慎将騎手、真島正徳騎手、小松丈二騎手、竹吉徹騎手、村松翔太騎手が跨りました。

またこれまでの変更点として今年から「台付価格」が明示されるようになりました。販売申込者の希望額ですね。
これまでは販売申込者が付けられた値段をその場で進行役に○か×か伝えていたのですが、
それでは購買者もわかりにくく手間もかかるということでしょう。購買者の一部からは台付価格よりも
かなり低い金額で手を挙げようとすることもありました。その場合はやはり生産者が進行役に伝えます。
それでも結局半数の馬が台付価格を下回ってしまいました。値がついても断った販売申込者もいました。
庭先取引で売却される馬もいるでしょうが、低価格になり過ぎると生産者としても売却したくない。
「それなら自分で走らせた方がマシだ」と、地方競馬などに自分名義で所有することも多々あります。
中には最初から「2歳セールには出さない」という生産者もいます。そこはポリシーの違いですから仕方ありません。
ちなみに購買者登録数は上場馬14頭に対して18人もいました。セリでは静観して庭先を望む人もいますし、
1年に1回、ここで情報交換をしようと集まる関係者もいるようです。佐賀の馬主や調教師さん、育成牧場関係者や、
JRAの山内調教師の姿も見えました。そういう意味でもこのセリ市は九州の競馬関係者にとっては大事な場なのです。
【九州1歳市場2013】の上場馬名簿が完成!(全21頭) - 【サラブレッドセール(せり市場)=馬市】&【種牡馬】の最新情報 by馬市.com
来月6月10日にはもうJBBA九州種馬場にて九州1歳市場も行われます。


余談ですが、一覧の中にイッサステーブル(ISSA STABLE)という見慣れない牧場名がありますが、
これは熊本県の宮村牧場がサラブレッド生産の為に作っていた新牧場ですね。今後名義はこちらに移るのかな。