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売却成績|九州1歳市場 サラブレッド 1歳 |JBISサーチ(JBIS-Search)
九州トレーニングセール&1歳市場について〜馬市ドットコム
(左上から番号順に並んでいます。上場しなかった馬の欠番あり)
2013年度の九州1歳市場は上場頭数19頭(牡2頭、牝17頭)中、売却頭数5頭という結果に終わりました。
総売上額は10年ぶりに1000万円を割り込む厳しい数字になりましたが、平均価格はそこまで悪くはありません。
なぜ今年に限ってここまで数字が悪くなったかといえば「牡馬が少なすぎた」の一言に尽きます。
牝馬よりも牡馬の方が売れるのは事実であり、今年は牝馬ばかりで買い控えられてしまったようです。
年度 | 上場数 | 牡馬 | 牝馬 | 売却数 |
---|---|---|---|---|
2013 | 19 | 2 | 17 | 5 |
2012 | 23 | 11 | 12 | 9 |
2011 | 28 | 18 | 10 | 10 |
2010 | 28 | 16 | 8 | 13 |
2009 | 29 | 19 | 10 | 9 |
2008 | 41 | 21 | 20 | 9 |
2007 | 24 | 9 | 15 | 11 |
2006 | 20 | 10 | 10 | 15 |
2005 | 25 | 10 | 15 | 15 |
2004 | 26 | 15 | 10 | 11 |
2003 | 18 | 11 | 7 | 8 |
この表は過去10年間における九州1歳市場のデータ。上場頭数と牡馬・牝馬の内訳です。
ここまで牡馬が少なく牝馬の多いセールは過去に無く、極端な結果になってしまったようです。
当日の購買登録者はたしか8名だったかと思いますが、上場馬発表の時点で来場を控えた方もいたかもしれません。
2012年生まれの九州産馬(現1歳世代)は全体的にやや牝馬の方が頭数が多いです。
「(庭先取引で)売れた馬は持って来ていない」という生産者の方もいらっしゃったので、
牡馬の方が先に買い手がついていって、今回のセールでは牝馬ばかりになってしまったのかも。
結論を言えば今年は特殊な年度だったということです。
最高落札価格の馬は熊本・本田土寿牧場生産の父オンファイア母ルックミーウエル(母父Woodman)の牝馬。
3,255,000円でJRAが購買しました。これまでの九州1歳市場でJRAが購買した馬はすべて北海道の種牡馬の産駒です。
今年は九州種馬場のスクワートルスクワートならいけるかなと少々期待しましたがダメでした。
JRAとしてもブリーズアップセールで値が付くような父でないと手を出さないのかな…という印象。
キャプテンスティーヴならJRAも購買歴があるのでいけそうな気がしますが、今年心不全で死んでしまいました。
13頭に種付けしていますが何頭産まれてくるやら。来年度のJBBA種牡馬異動も気になるところです。
あと、これは前にも書いたことですが、セールにもう少し新規の客を呼び込む努力が不足している気がします。
日時をもっと人が来易く調整するだけでも違うと思うのですけどね。また以前計画されて実現しなかった
1歳と2歳のセールを同時開催を再考するのも手かと。これにより購買者を多く集めることができます。
他にも「夏の小倉開催期に小倉競馬場で1歳市場を開催しよう」という声は以前から生産者から出ていました。
この日は地元・大崎町役場の職員さんも来場して様子を見学されていましたが、市場が開催されることで
地元に寄与している部分もあります。ですから例年は無理でも、数年に一度でもいい、何か変化がほしい。