『サラブレ』11月号でフランス在住ライター沢田康文氏の文章が載っていました。
結論から言えば日本の検疫期間の長さがクールモアスタッド専任のエイダン=オブライエン調教師にとっては
受け入れがたいルールなのだという。「遠征先は、人間に例えれば慣れないホテルで過ごすのと同じ」と言い、
「サラブレッドがその土地の気候に順応するには半年以上かかる」ことを経験則で学んでいる師は
日本の10日間という着地検疫が合わないと考えているようだ。例えば昨年のドバイシーマクラシックに
直前輸送を行い現地で1日しか馬場入りしなかったセントニコラスアビーがジェンティルドンナを破って勝利。
クールモア自体が種牡馬ビジネスに力を入れているのも理由の一つに考えられるが、
クールモアの馬が日本に遠征に来ることは将来的にも可能性は低いようだ。