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JRAが有馬頼寧氏の子孫を有馬記念に招待しなくなっていた

 祖父の頼寧(よりやす)は、大正時代から慈善事業や社会運動をはじめて、莫大な私財をつぎこみました。おかげで、家がかたむいて骨董品をあらかたお金に換えたりもしています。子孫からしたらたまりません(笑)。
(中略)
 競馬では「有馬記念」に、その名をのこしています。一年の最後は、人気投票で出走馬を選んで、みんなで楽しめる競馬にしましょうと、1956年「中山グランプリ」というレースを発案しました。しかし、第1回の中山グランプリからほどなくして、祖父は急死します。その功績をたたえて名を冠し、翌年から有馬記念となったそうです。
 私は小学校にあがってから、毎年、有馬記念に行ってます。アカネテンリュウの時代から記憶がありますからね。有馬記念の日は、JRAから迎えのハイヤーが来て、中山競馬場の貴賓室に案内されました。年末に親せき一同で行ってたんです。父が亡くなっても続きましたが、母が亡くなった年の秋に、JRAの理事と総務部長がやってきて言いました。
「今年限りでJRAからのご招待は、終わらせていただきます」
 え、なんで?って聞いたら、「孫の世代までは、ちょっとご案内できません」と。冷たいでしょ。
 とはいっても競馬は好きなので、有馬記念以外のレースもしています。毎年ほかのレースではマイナスなのに、なぜか有馬記念で取り返して、だいたいプラスマイナスゼロになる。不思議ですね。

http://dot.asahi.com/wa/2014071700083.html

有馬頼寧 - Wikipedia

有馬家第16代当主の有馬頼央氏へのインタビュー記事内にて。もう少し歴史を大事にしてほしいものだ。
こういうのはコストカットの範疇に入れちゃいけない気がするのだけれど。あるいはもっと違う方法はなかったのか。
こうやって人知れず長く続いてきた伝統もいつの間にか消されていっているのかもしれないなぁ。
安田伊左衛門氏のご子孫も呼ばれなくなっているのかな……。
安田伊左衛門 - Wikipedia