『競馬最強の法則』11月号に載っていた「故・川島正行調教師伝説」の記事が大変面白かったです。
かなりの血統通で知られる川島師。中でも自慢の１頭であり、北島三郎氏に所有を勧めたがキタサンクインと仔キタサンテイオーだったそうです。
キタサンテイオーの血統表 | 競走馬データ - netkeiba.com
キタサンテイオーは南関東で平和賞、全日本３歳優駿などを勝利したあと、師の「中央でも重賞勝てるでしょう」との助言によりJRAに移籍。
重賞には届かなかったもののオープンの朱鷺ステークス2着や、1500万下特別勝利などの実績を残しています。
また母キタサンクインからは、キタサンテイオーの弟妹キタサンフドー、キタサンチャンネル、キタサンヒボタンなどが産まれ、
川島師の慧眼からこの牝系は今でも冠「キタサン」の主要な血統となっています。
そして師の血統好きが嵩じてついには北海道に牧場まで開設してしまったんだそうです。代表の名義は奥様である川島るみさん。
ＲＵＭＩファームの近走成績｜競馬データベース - netkeiba.com
川島 るみ｜JBISサーチ（JBIS-Search）
2013年産の現１歳馬９頭が来年のデビューを控えています。繁殖牝馬のキアオラは現役時代、川島厩舎に所属していた馬です。
繁殖牝馬の中にはコウエイマーベラスの名前も……。伊東牧場が生産休止したことで譲り受けてきたのかもしれません。
川島師がお亡くなりになってしまったため牧場が存続していくかは不透明なんだそうですが、活躍馬が出て来ることを祈りましょう。
