貫禄の「計測不能」の文字を背に、いざゆけ佐賀のエスワンプリンス。 pic.twitter.com/65xjfnARgW
— 小田切ワオ (@kyushusanba) 2014, 11月 3
今年のJBCスプリントには佐賀からエスワンプリンスが参戦。盛岡でも体重計に乗りませんでしたね(笑)。
昨年も同レースにギオンゴールドが遠征しましたが、こちらは引退前で記念出走の意味合いが強かった。
しかしエスワンプリンスはこれから現役で走り続けるでしょうし、本来の目標は笠松グランプリでした。
これまで交流重賞はひたすら回避していましたが、なぜJBCに出走することになったのか。
Tienさんが管理する手島勝利調教師に取材をされています。
エスワンプリンスJBCスプリント出走へ - 九天blog
地元に適当な距離のレースがなく迷っていた折に、タイミングよく岩手競馬からのお誘いがあり、
笠松グランプリへの間隔もちょうど良かった(3週間)ため、出走を決めたとのことだ。
特に生産者である広富牧場さんの希望が強かったようだ。園田のマッキーローレルや大井のライトレジーナなどを
輩出している牧場ですが、近年は大レースへの挑戦が少なかったですからね。
JBCが生産者にとってのあこがれの舞台でもある、ということなのでしょう。
しかしこのJBC挑戦もあくまで「笠松グランプリへの叩き台」という認識を崩さないエスワンプリンス陣営。
徹底して「勝てるレース」を選び、強い相手とは戦わないという姿勢は一貫しており、ある種の潔さすら感じます。
馬主さんにとってはありがたいでしょう。しかしファンとしては、地元交流重賞すら簡単に蹴ってしまうのは、
苦笑いしか出て来ないのですが……。せめて一度でいいのでサマーチャンピオンに出てほしいですねぇ。