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福山競馬場跡地スタンド 2015年春に解体予定

 福山市は25日、昨年3月に廃止した市営競馬場(千代田町)のスタンドなど施設の解体を、2015年春にも着手する方針を明らかにした。2年かけて更地にし、総合体育館や公園などを設け、にぎわいの場とする方針。整備は順次始まり、新たな施設が利用できるのは20年度以降になる。

http://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=108392&comment_sub_id=0&category_id=112

福山競馬場跡地 福山市が公園やスポーツ施設にする方針案 - 座布団が行司にクリーンヒット
記事には総合体育館や公園などを設けると書かれていますが、現状ではまだあくまで「方針案」の段階。
実際には跡地利用について具体的な決定は何も成されていません。「20年度以降」というのも最短の目標でしょう。


今年に入って全国の地方競馬が大幅な黒字が続出しているニュースを見ると、
跡地利用も何も決まらぬままに廃止を決めたた福山市の決定は明らかに失敗でした。
これは後付けでも結果論でもありません。廃止になった2013年には地方競馬へのI-PAT導入や、
法改正で控除率変更可能になること、『J-PLACE』設置などの情報が一般にも広まりつつありました。
これだけのプラス材料がありながら廃止を決定したのは甚だ疑問です。
荒尾競馬場跡地が「有明海沿岸道路」のインターチェンジ用地になる可能性浮上 - 座布団が行司にクリーンヒット
荒尾競馬場については廃止になる前から跡地利用について(「有明海沿岸道路」など)話がありましたし、
廃止が決まった2011年頃はまだプラス材料の話もあやふやな部分も多かったのでしょうが、
福山競馬場についてはこれらの情報が揃っていた上でなお様子見することなく
羽田皓市長や議会、行政が廃止を強行した理由がよく分かりません。
荒尾や福山のような小規模な競馬場は、経営規模が小さいのでそれだけ赤字幅も小さかったのです。
I-PATやJ-PLACE効果は大きかったはずなのですが……。
佐賀競馬などがそれほど大きな改革を行っていないにも関わらず大きく黒字転換したのを見ても分かります。

地方競馬は経営規模が小さいため、たった一レースのたかだか数億円程度でも黒字化に持っていける可能性は高い。

http://d.hatena.ne.jp/wao_o/20101210/p5