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TPPで競走馬への関税が段階的に廃止へ

http://www.maff.go.jp/j/kokusai/tpp/pdf/tpp_2.pdf(注:pdf)

関税を設定している農林水産品全834品目のうち、約半数で関税がなくなる。軽種馬の関税(1頭当たり340万円)は、繁殖用の妊娠馬がTPP発効と同時に、競走馬は16年目に撤廃される。

http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0188692.html

具体的には……
妊娠馬(繁殖牝馬)は即時撤廃
競走馬は段階的に16年目で関税撤廃
低価格馬(765万円未満)にはセーフガード発動
という内容。
TPPの影響 馬産地には? - 座布団が行司にクリーンヒット
北海道内では競走馬のみならずTPP全体への不安の声が多く聞かれるようです。
しかし関係者からは逆にチャンスだという声も。
TPP大筋合意から考える競馬界への影響 | 広尾サラブレッド倶楽部

競走馬の輸入がしやすくなることで、高額馬だけでない外国産馬への
出資が現実的なものになりますし、


馬産地においても繁殖馬の導入が進むことが想像されますので、
これまで以上に血の入れ替えというのも進みやすくなり、
内国産馬でもバリエーションに富んだ血統に出資できる可能性が高まります。

岡田繁幸氏「TPPで一時的に海外から安い馬が流入することになっても、3〜5年後には誰も海外の馬は買わなくなる。日本馬はそれだけ強くなっていて歯が立つはずがない。逆に海外に売り出すチャンス。」

http://d.hatena.ne.jp/wao_o/20140124/p4

胆振輸出検疫施設からシンガポールへ向け出発 | 馬産地ニュース | 競走馬のふるさと案内所
今回のTPPで日本農業は「攻めの農業」へ転化していくと言われていますが、
特に競走馬に関しては日本馬の評判が年々高まっている現在、今まで以上に輸出が促進される気がします。
海外の安い馬に対してはセーフガードが入るため国内産への影響も少ないのでは。
そして妊娠馬への関税撤廃は海外から良質な血統を導入し易くなりますし、
日本土着の牝系が海外に輸出されて当地で活躍したらそれはそれで面白そうです。
馬産地はこの機を逃さないようにしてほしいですね。
競馬(レース)への影響としては、海外既走馬の移籍はJRAのみならず大井競馬以外では認められていないため、限定的なものになりそう。