座布団が行司にクリーンヒット

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第21回霧島賞 キヨマサが連覇

http://www2.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/RaceMarkTable?k_raceDate=2017%2f08%2f16&k_raceNo=9&k_babaCode=32
エフェクト、ヨウエン、テイエムソッキュウら先行勢を前に行かせキヨマサとテイエムチューハイが控えた位置。
向こう正面を過ぎてキヨマサが先に仕掛けテイエムチューハイが追いかける展開に。
直線に向くと後続を突き放して2頭の一騎打ちに。キヨマサの脚は最後まで衰えず連覇達成となりました。


霧島賞の連覇は97年、98年にウットマンが達成して以来19年ぶりの快挙です。
ウットマンは霧島賞以外に東海と新潟で重賞を2勝ずつしている当時の地方競馬の中でも指折りの名馬。
霧島賞JRA1000万下条件、地方所属馬はオープンで基本的には持ち賞金で出走順が決まります。
JRA馬は霧島賞を制すとクラスが上がるため、降級馬を除くと連覇が出来ません。
降級馬齢を過ぎたキヨマサが連覇を目指すならば地方移籍するしか方法はありませんでした。
昨年霧島賞を勝った後はずっと障害戦で走っていましたが、地方移籍緒戦となった園田A級では2着。
余程地方の砂が合うのでしょう。今後は地元兵庫に戻ってからも活躍が楽しみです。
霧島賞は2勝目なので、仮に来年以後も出走してくれば斤量2kgが加算されることになります。


キヨマサの手綱を握ったのはJRA内田博幸騎手。
鳥栖市からも近い福岡県の三潴町出身で、九州産馬九州男児が騎乗しての勝利となりました。
地方所属時代は「里帰りジョッキーシリーズ」で的場文男騎手らと共に佐賀競馬場に来ていましたが、
JRA移籍後は美浦所属ということもあり佐賀遠征が途絶えていました。
今年はサマーチャンピオンでグレイスフルリープに騎乗するため佐賀に来ることになったため、
良いタイミングで陣営が騎乗依頼できたのでしょう。そういえばご親族も応援に駆けつけていましたね。
勝利騎手インタビューでは「(この勝利の喜びは)人生の中で一番かもしれない」と仰っていました。
やや大袈裟なリップサービスに聞こえるかもしれませんが、地元での勝利で本心だったと思います。