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スーパーマックス(地方所属4歳以上)が出走できるJRA古馬芝レース

昨年度佐賀競馬界隈を賑わせた話題としてはスーパーマックスの活躍があるかと思います。
2017年G3チャレンジカップで5着入線、今年春にはG2阪神大賞典に出走して9着と善戦。
まさか佐賀所属馬が阪神大賞典に出走することがあるとは思いもしませんでした。負けはしましたが歴史的な出来事でした。
(スーパーマックスの戦績)
http://www2.keiba.go.jp/KeibaWeb/DataRoom/HorseMarkInfo?k_lineageLoginCode=30076407016&k_activeCode=2
スーパーマックスは2歳時にJRA認定競走を勝利しているので3歳12月までは地方競馬に在籍したままJRA「特別指定競走」に出走することができましたが、
それが過ぎたため認定競走の資格は消えました。以降古馬になってからは認定競走とは無関係にJRAの「指定競走」であれば地方馬も登録が可能です。


指定競走とは「原則としてGIおよびそのステップレース、ダートグレード競走、オープン特別が指定競走に該当する」とあります。
ダートグレード競走は分かるとして、ここではその「GIおよびそのステップレース」「オープン特別」について書きます。
「GIおよびそのステップレース」一覧はこちらです(注:pdfファイルです、2歳・3歳G1についても載っています)。
http://www.jra.go.jp/keiba/program/2018/pdf/kakuchi.pdf


(ちなみにフェブラリーS宝塚記念ジャパンC、チャンピオンズC、有馬記念に関してはステップレースが存在せず、
 「本会が別に定める出走馬選定基準により選定された馬」とだけ書いてあります。)


また「中央地方指定交流競走」として、
巴賞、福島テレビオープン、札幌日経オープン、朱鷺ステークス、小倉日経オープン
以上は地方競馬所属の古馬が出走可能です。


佐賀所属のスーパーマックスが出走しそうな関西・中京のレース(牝馬限定戦を除く)に限って書き出すと、
阪急杯金鯱賞阪神大賞典マイラーズカップセントウルS京都大賞典スワンS
そして小倉競馬場で行われる中央地方指定交流競走の小倉日経オープンとなるでしょうか。
昨年好走したチャレンジCと似た条件の芝中距離レースは金鯱賞と小倉日経OPのみ。
スーパーマックスを管理されている九日俊光調教師が以前インタビューや記事などでは、
「遠征してオーナーに損をさせない為にも少頭数になりそうなレースを狙って入着賞金を目指す」というようなことを仰っていました。
そういう意味では距離条件はあまり関係なく出走するチャンスがあれば賞金を狙っていくことはあるかもしれません。
地元では元々中距離より短い距離向きではないかと言われていた馬で、芝短距離のレースでも見てみたい。
長めの距離も、阪神大賞典のレースぶりから見ていると京都大賞典の2400mくらいまでなら守備範囲のような気がするんですけどね。


また九日師は盛岡の芝コースにも色気を持っている発言をされていたので、
7月「せきれい賞」、9月「OROカップ」、10月「OROターフスプリント」が目標となるでしょうか。
夏場は熱い佐賀よりも比較的気温の低い岩手での方が走りやすいかも。
ファンとしては今後のレース選びについて想像をかきたてられますが、どこの舞台に立っても応援したいと思います。