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九州産馬 2021~2022年度の主なニュース

1年ほど九州産馬情報が止まってしまい申し訳ありません。ツイッターで満足してしまっておりました。
この1年強における九州産馬の主な活躍やニュースを抜き出してみます。
ヨカヨカやルクシオンについては改めて書くつもりです。

ネロがJBBA九州種馬場へ

ネロがJBBA九州種馬場へ移動 | 馬産地ニュース | 競走馬のふるさと案内所
ネロ、九州へ行きます。 | 西山茂行オフィシャルブログ「西山牧場オーナーの(笑)気分」Powered by Ameba
ケイムホームが死んでしまい代わりとなる種牡馬を欲していた九州種馬場。
日本軽種馬協会による交渉の結果アロースタッドにいたネロがJBBAへ移籍することになりました。
ネロの種付け数が少なくなっていたことやセイウンコウセイ種牡馬入りなども影響していたようです。
西山オーナーがバックアップするとも仰っていますし、スクワートルスクワートと共に九州の馬産を盛り上げてほしいですね。
2022年度の九州種牡馬は以下の通り。
鹿児島・JBBA九州種馬場
スクワートルスクワート
ネロ
鹿児島・新保牧場
エーシントップ
鹿児島・徳重牧場
キングプライド
宮崎・吉野牧場
エーシンシャラク
テーオーヘリオス
熊本・ストームファームコーポレーション
ゴールスキー
熊本・本田牧場
アレスバローズ
コパノチャーリー
ロードバリオス

2021年霧島賞戦線

トライアルえびの特別はテイエムラッシュ、大隅特別をアイアンムスメが制して迎えた本番の霧島賞
勝利したのはテイエムチューハイでした。これまでにJRA2勝クラスのダートで幾度も好走してきており、
霧島賞を勝てるチャンスはあったと思いますが佐賀遠征せず、7歳になる今回ついに2度目の霧島賞出走。
同厩のテイエムラッシュは2着、テイエムノサッタが3着入線してテイエム勢が上位を占めました。
鹿児島産馬が昨年のテイエムノサッタに続き連覇達成。五十嵐忠男厩舎は霧島賞は初勝利。
テイエム冠が3着まで独占したのは2008年(ジカッド、ミゴテカ1着2着同着、3着ヨカドー)以来。

佐賀出身ルピナステソーロがJRA移籍→勝利

ルピナステソーロ | 競走馬データ - netkeiba.com
ルピナステソーロはデビューが遅れて初出走は7月3月の3歳戦でここを難なく勝利。
2戦目の霧島賞トライアル大隅特別では既出走馬やJRA勢を相手に2着好走。
その後3連勝した後にJRA移籍。中央2戦目となった1勝クラスでJRA初勝利をあげました。
美浦所属ですが鮫島克駿騎手が騎乗してるのもいいですね。

2021年ひまわり賞戦線

新馬戦はシュンメキラリ、未勝利戦はイチザウイナーとミミグッドが勝利。
イチザウイナーは熊本県・奈良崎孝一郎さんの生産馬で、奈良崎氏はなんとサラブレッドの生産はこの馬が初めて!
それでJRA初勝利は快挙です。『全国馬名簿』を見ると産地の重賞は熊本県天草市とあります、今後も要注目ですね。
そして迎えた本番ひまわり賞。勝利したのは未勝利馬ヒノクニでした。
熊本・本田牧場の生産。2020年九州1歳市場に上場され日本中央競馬会が購買、宮崎育成牧場で育成されました。
未勝利馬がひまわり賞を制するのは2018年カシノティーダ以来3年ぶり。1番人気シュンメキラリは出遅れが響いて8着でした。
ヒノクニは3歳になってからもたんぽぽ賞4着、1勝クラスで5着に入るなど奮闘中。

九州産ばん馬がデビュー

クマモトイケメンとクマモトヨカバイの2頭。どちらも熊本・古関牧場の生産で2歳時に2勝を挙げました。
2019年に同じ古関牧場の生産でサクラノジダイという名前のばん馬が登録されましたがデビューは叶いませんでした。
今回の勝利で九州産馬ばんえい競馬勝利は史上初ではないかと言われています。


九州、熊本といえば馬肉が有名でそのイメージも強いですが今後強い九州産ばん馬が誕生することに期待しましょう。
古関牧場社長へのインタビュー記事も非常に興味深いです。
kachimai.jp

たんぽぽ賞戦線 佐賀所属タケノサイコウの躍進

トライアルのミヤマキリシマ特別はカシノリバイアサン、ノカイドウ特別はイールテソーロが勝利。
たんぽぽ賞本番ではJRA勢を退けタケノサイコウが勝ちました。佐賀所属馬の勝利は荒尾開催の2001年コウセイロマン以来21年ぶり。
熊本県・竹原孝昭牧場の生産。中央デビューでしたが小倉芝1200mを2戦して大敗、ひまわり賞にも出走せず佐賀へ移籍しています。
そこから重賞カペラ賞を含め8連勝中でした。よほど地方の砂が合っていたのでしょうね。
しかしこの直後に剥離骨折が判明、休養に入ることに。復帰したのは3ヶ月後の九州ダービー栄城賞でした。
古賀調教師のお話では「状態は7~8分」ということで結果は4着、これは仕方ないですし復帰戦としては十分。
これから徐々に調子を戻して霧島賞までに本気の走りが出来るようになるといいですね。

2022年佐賀競馬場地方競馬初の九州産限定新馬戦を開催

【地方競馬史上初】九州産馬限定の新馬戦を開催! | 佐賀競馬(さがけいば)
地方初の九州産限定新馬戦はヒイズルが勝利 【佐賀】|【西日本スポーツ】
ヨカヨカと同じ父を持つ九州産馬が地方競馬史上初のレースを勝利 - 大恵陽子 | 競馬コラム - netkeiba.com
これまで九州産限定の未勝利戦はありましたが新馬戦はNAR初と。荒尾競馬場でも九州産限定の新馬戦はなかったようです。
2021年の九州1歳市場では馬主会による購買がありましたし佐賀競馬にはとにかく感謝。これからも共に盛り上がっていければ。
勝利した宮崎産馬ヒイズルは好スタートからテン速く逃走して初出走初勝利です。
能検で好タイムでしたが400㎏未満の馬体重もあってか4番人気でした。是非とも吉本隆記騎手とのコンビでJRA遠征してほしい。


ヒイズルは宮崎県綾町の吉野政敏牧場生産。
吉野牧場の2歳馬は5月ホッカイドウ競馬のJRA認定アタックチャレンジでネオシエルが2戦目で初勝利を挙げています。
レース成績表
今年の2歳世代はここまで好調ですね、またトウショウヒカリのような馬の出現に期待しましょう。

2022年度 九州1歳市場が開催される

九州1歳市場 サラブレッド 1歳 |JBISサーチ(JBIS-Search)
https://twitter.com/kyushusanba/status/1581753822786899968
こちらのツリーに上場馬の写真を置いています。総売上額や平均価格が上がってきていますね。

古馬九州産馬限定 霧島賞路線

トライアルのえびの特別はイチザウイナー、大隅特別はカッコヨカがそれぞれ勝利。
霧島賞を制したのはテイエムラッシュ。佐賀コースは3勝目と得意としている条件でした。
レース成績表

夏の小倉 2歳九州産馬限定戦線

新馬戦をサツマノオンナ、未勝利戦をテイエムユメキュウとオバケノキンタがそれぞれ勝利。
ひまわり賞はサツマノオンナが制しました。この名前は同オーナーの二代目で、初代もひまわり賞を勝っていました。期待の現れだったのでしょう。
また2014年のひまわり賞馬エフェクトの全妹にあたります。ここは馬名的にも血統的にもここは絶好の舞台でした。
鹿児島産馬のひまわり賞勝ちはカシノマスト以来6年ぶり。

コウユーヌレエフ 秋陽ジャンプSを制す

11番人気コウユーヌレエフ1年ぶり実戦でV 過去2着2度で3度目の正直/秋陽ジャンプS - 競馬 : 日刊スポーツ
休み明け1年ぶりでしたが見事な内容、自身3年ぶりの勝利となりました。
2着に負かしたニシノデイジーはこの後に暮れの中山大障害を勝ちますから、コウユーヌレエフは胸を張っていいと思います。

種牡馬ワンアンドオンリーが九州に移動

東京優駿日本ダービー)を制した馬が九州で種牡馬繋養されるのはヒカルイマイ以来ではないでしょうか。
現役時代に管理されていた橋口弘次郎さんから弟の橋口幸一郎氏さんを介して村山さんへ繋養オファーが届いたんだそうです。
https://twitter.com/north__hills/status/1606503051044728834

ヒノクニがひまわり賞以来の2勝目

【小倉12R】今村聖奈ヒノクニがV!!JRA史上初、女性騎手4人競演で魅せた - スポニチ競馬Web
ヒノクニは未勝利の身でひまわり賞を制したので収得賞金で1勝クラスに出走できるのが大きかったですね。
ひまわり賞→たんぽぽ賞→霧島賞に出走する初めての九州産馬になってほしい。

佐賀ネオシエル 重賞カペラ賞を勝利

レース成績表
前年度はタケノサイコウが制しており九州産馬の連覇となりました。
遠征した南部駒賞では3着に好走しており、2023年は佐賀3歳クラシック戦線で楽しみです。

3歳九州産馬限定 たんぽぽ賞路線

トライアルのミヤマキリシマ特別をゴーツウキリシマ、ノカイドウ特別をセロンテソーロが勝利。
本番たんぽぽ賞は夏以来の休み明けだったオバケノキンタが制しました。地元佐賀のネオシエルがデッドヒートの末2着。
レース成績表

イロゴトシ 障害レース初勝利

平地2勝クラスを勝ち3勝クラスでも善戦していた馬なので障害でも平地力を駆使して頑張ってほしいですね。

グレイトパール引退 宮崎で種牡馬入りの予定

中央、地方で活躍グレイトパール引退式 川田騎手「感謝しています」/佐賀記念 - 共通 | 競馬 : 日刊スポーツ
九州産馬の生産頭数が徐々に回復、同時に九州で繋養される種牡馬の数も増えてきています。