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事故記 その14

その時の近所の人の様子を見て、あまり驚いていない感じだったので、
保険屋さんが不思議に思って尋ねたそうです。そしたら、さっきのような答えが返ってきたと。
いつものことなのであまり驚かないらしい。これがいつものことなのか・・・・・・。

しばらくして警察の人が来ました。どうやら相手の弟さんが呼んだらしい。
これは我々にとって助かった。これ以上この状態が続くのはイヤでしたからね。
無理やり足止めされてむしろこっちが警察を呼ぼうかと思っていた所でしたから。
やっと本人が泣くのをやめ、それでも地面に寝そべったまま動かない。
すると今度はブルブル震えだし、体が硬直してるんです。・・・一体何事?
これも近所の人の説明でわかりました。どうも持病のようで、興奮するとこうなっていまうらしい。
そう言えば事故当時も車の中で変な様子だったのはそういうことだったのか。
興奮が収まればそんな症状もすぐに収まるということでした。それにしても・・・。

警察の人が事情を聞きたいという事でまた家の中に入ることに。
これまでの経緯・事情を警察の人に話す。・・・と言っても相手の親父さんがずっと
私達の文句を言い続けるばかりでしたが。事故の話とかここでは関係ないのに。
警察の人は今なぜこうなったか、なぜ警察を呼んだかの事情が聞きたいんですけどね。
警察の人もどうやら事情が飲み込めたらしく、相手の親父さんに切り出しました。
「我々に事故の話とかしてもしょうがないでしょ。とりあえず事情は分かりました。
 今日はもうこれまでにしませんか。お互い、興奮してちゃ話にならんでしょう?」と。
それでも相手の親父さんは納得がいかないらしく、事故の話を自分の視点から話し続けました。
結局小一時間ほど親父さんの気が収まるまで・・まだ話し足りないようでしたが、
警察の人がもういいでしょ、と何度か説得してやっとこさ開放されました。

その時、父は決心していたようでした。このままでは示談は進まない。
そしてここまでされたら、もう相手の顔も見たくない。私だってそうです。二度と会いたくない。
そういうわけで、弁護士さんを雇って間に入って示談交渉をしてもらうことにしました。
これは最終案としてあったものですが、こうなった以上は仕方が無い。
それくらいほとほと呆れました。それでもこちらがお金を払わなきゃいけないんですからねぇ・・・。