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スナークレイアースとハギノリアルキング 余生は鹿児島で

http://www2.keibabook.co.jp/homepage/topics/topicsinfo.aspx?subsystem=0#KON08616
先日スナークレイアースが引退したと書きましたが、鹿児島で余生を過ごすようですよ。
鹿児島県湧水町ホーストラストという牧場です。こちらには既にハギノリアルキングがいます。
特定非営利活動法人ホーストラスト│鹿児島県姶良郡湧水町、霧島アート牧場横
こちらは乗馬や競走馬などが引退した後引き取って余生を過ごさせる、養老牧場のようですね。
ハギノリアルキングも引退後は乗馬クラブを転々とし、蹄の病気などあって処分される寸前だったらしいですよ。
とはいえ馬を養うのにはお金もかかります。月額3万円の預託料で『馬主』になれるようです。
または一口3千円×10人で共同馬主というか、共同里親になることも可能みたいですね。
詳しくはHPを見てください。しかし月額3万円、年間36万円というのは普通の人にはなかなか難しい。
それでも処分されそうな馬を月3万円(or3千円)で救うことができると考えれば、安いものなのかもしれない。


そう考えるのは、なんとなく思い出すのですよ、コウザンハヤヒデのことを。
里親探しも行われましたが、結局処分されてしまいました。
コウザンハヤヒデを残せませんか? - 座布団が行司にクリーンヒット
コウザンハヤヒデが処分されたらしい…… - 座布団が行司にクリーンヒット
死んだと聞いた時は「どうにか出来なかったのかなぁ」と虚無感に襲われたものでした。
こんなことができるだけ起きないように、この試みが成功して軌道に乗ってくれたらいいなと思います。


こういう牧場が鹿児島にできていたとは知りませんでした。今度是非行ってみたいですね。
今後、この2頭のような有名馬がさらに多く集まっていくといいな。
場合によってはわざわざ北海道にまで行かずとも鹿児島が名馬の余生の里になれるかもしれないよな。
関連:
あと、このホーストラストのすぐ近くで協力関係にある霧島アート牧場というところがあるようなんですが
http://www.kirishimaart.co.jp/Art%20Riding%20Club/artridingclub.html
ここではホースセラピーが行われているようだ。
皆さん、「ホースセラピー」ってご存知ですかね?
障害を持つ人たち、特に知的障害や発達障害不登校自閉症と言った子供たちが
乗馬や馬とのふれあいを行うことで、心身ともに回復効果があるらしいです。
現在公開されている『風のダドゥ』という映画にもなった、今注目されている試みです。
貸衣装が着たいなら・・
この映画の撮影には荒尾競馬も協力し、荒尾競馬場が映画の最初の舞台なんですよ。荒尾の騎手もちょっと出演。
さらに競馬場内で荒尾競馬グッズを販売して、その利益をこの活動の寄付に充てているそうです。


話がそれましたが、もしかしたらホーストラストの馬たちがホースセラピーのために働くことがあるかもしれない。
競馬場で闘争心むき出しで走りまくっていたサラブレッドが、引退後は子供たちの治療のために役に立つ。
なんかいいじゃないっすか。そうなったらいいなと、少し期待しています。