http://www.nishinippon.co.jp/nsp/kyushu_j/20071201/20071201_002.shtml
そして15人が残った(今のところ) - amesukeの日記
感情的な思いは抜きにして、客観的に見てもほとんどの人が異常事態だと思うでしょう。
中には解雇もやむを得ないと思われる選手も確かにいますが、主力選手の名前が見られるのが理解できません。
もしかして監督は、サッカーは11人さえいれば可能だとお思いなのかもしれませんが、それは違います。
選手は機械ではなく人間ですから当然怪我もして、全試合出場できる選手なんてキーパーくらいなものです。
バックアップとしてスタンバイできる選手がいるチームは強いものです。「層が厚い」と言われます。
……まぁこんなことは今更説明するまでもないとは思うのですが。上のブログで書かれているのと同意見ですが
宮崎光平選手や山形恭平選手、川島真也選手などは「控え」にはもったいない程です。チームの主力です。
間違いなく他チームに拾われて活躍することでしょう。これが移籍ならまだしも、解雇ですからね。
「ここは(施設面の)ハードはあるのに人材といったソフト面はない」とクラブに痛烈な批判を展開した。
山形恭平選手の批判が的を射すぎている…。
安田選手と多久島選手は去年、ユースから昇格しました。これは、新人を獲得できなかったことで
サテライトが人数不足になる恐れがあったことでの昇格。育成する気もなかったということです。
これが「中長期的視野」と言えるのでしょうか。これではチームに入団したい新人もいなくなります。
こんな使われ方をして1年で解雇されるのなら、指導者も保護者もこのチームには若手を入れたくないですよ。
外国人選手も4人全員退団。アレックス選手はこれで移籍金も発生しない。リンコン選手も非常にもったいない。
さらに残った16選手のうち古賀誠史選手や中村北斗選手、他にも引き抜かれる可能性がある選手がいます。
結局何人残るのか分からない状態です。保有選手を減らす意向は聞いていましたが、これから外国人選手も含めて
10人くらい補充することになるのですが、そんなに監督やGMが希望する選手を取れると思っているのでしょうか。
というか、現実的に無理です。それなら元いた選手を残しておくのがもっとも効率の良い方法でしょう。
解雇される選手以上の能力を持った人が、解雇されてそこらかしこに転がっているとは到底思えません。
http://kyusyu.nikkansports.com/soccer/jleague/avispa/p-ka-tp0-20071129-289191.html
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2007/11/30/09.html
http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20071128-OHT1T00078.htm
では逆に入ってくる選手はというと、ユースから鈴木惇選手と大山選手はほぼ確定的。
国見の白谷選手は折衝中。そして、ハーフナー・マイク選手と久保竜彦選手が移籍確実だと言う。
マイク選手は今年リストアップされながら断念された補強だったが、ここに来て再浮上。記事内の
「主力としての起用を約束する」というのが気にかかる。それは仮に活躍できなかったとしても?という点だ。
去年は試合に出し続けなければならないという契約で獲得した選手がいたお陰でチームがまとまらなかった。
もちろん彼の活躍は期待したいところだが、色々な場合を想定しておかなければならない。
久保選手は…福岡出身だし、個人的にも好きな選手だ。しかし、使える選手かどうかは別の話。
今年も怪我気味で結局8試合しか出場できなかった。しかも年俸は高額が予想されていて、コスト面でも不安だ。
しかし田部GMは獲得する気満々のようだ。どうしようもなく不安になる。
チームはJ2残留、胸スポンサーの降板などで予算が減り、人件費を削らなければならない状態なのでしょうが、
そもそもこのような状況に陥ったのは経営陣の責任。これまでまったく仕事をしていません。
来年からはJ2に熊本が加わり、JFLを狙う北九州や長崎、既存の鳥栖や大分など、九州には競合するチームが
沢山出てきており、スポンサーの争奪合戦にも発展している。今後福岡が安定してスポンサー収入が
得られるという保障は全く無い。将来を見通した上で経営計画をしているのだろうか。
今回の選手の大量解雇も「中長期的な視点から」とは到底思えない、場当たり的な判断にしか見えない。
アビスパはどこへ向かうのか。12月1日(日)、博多の森でJ2シーズン最後の試合を迎える。
サッカーチームを応援するってこんなに辛いものなのかね。