公益財団法人 ジャパン・スタッドブック・インターナショナル -- サラブレッドの生産頭数等各種統計 --
日本軽種馬登録協会の統計データベースがいくつか更新されていたので見てみる。
とりあえず気になるところだけを挙げていくと…(リンク先はpdfファイルがあるのでご注意を)
新種牡馬
http://www.studbook.jp/ja/kyokai/tokei_pdf/08-12.pdf
父系馬鹿:2008年度初供用種牡馬リスト - livedoor Blog(ブログ)
トロットサンダーの仔ウツミジョーダンには頑張ってもらいたい。他には……ウインジェネラーレは
宮城県で繁養されるようですね。貴重なタマモクロスの後継、東北でなんとか結果を出してほしいものだが。
あとキョウワアリシバ産駒ゴールドロビンはJRHRのデータには無いのだがどうしたのだろう。
岩手のウツミジョーダンが引退 種牡馬入り - 座布団が行司にクリーンヒット
ウインジェネラーレ、ノボトゥルーが引退 種牡馬に - 座布団が行司にクリーンヒット
そのほかマイナーなところで気になる馬を見てみる。
アドマイヤレオン
Mr. Prospectorの直仔。00年産が最後の産駒となり2頭だけがデビューしたのだが、その中の1頭。
まさにミスプロ最後の後継種牡馬と言える。中央では2勝止まりだが2着が多く勝ちきれず。能力はあったようだ。
アポロキングダム
父Lemon Drop Kidはキングマンボの仔。こちらも500万下止まりだが長期休養が多く順調に使えなかったようだ。
キングマンボの系統はエルコンドルパサーやキングカメハメハなどある程度揃っている印象で、どこまでやれるか。
タイキバカラ
クリスタルC勝ち、Haloの仔サザンへイロー産駒。日本でHalo系はもうほとんどがサンデーサイレンス系なのだが
サンデーを経由しないHaloで日本で繋がっているのはDevil's Bag系(タイキシャトルやディアブロ)くらいか。
そういえばこの馬もタイキの馬だな。現役時代は非常に気性が悪くて有名で、仔に受け継がれなければいいのだが。
ディクタット
世界的に貴重なマンノウォー系。日本ではウォーニングの仔がいくつか種牡馬になっていて、当馬もその産駒。
既に○外として日本でオーヴェールなどを出しており期待は篤い。種付け数が集まれば非常に楽しみ。
というかこの系統の種牡馬で、海外でG1勝ち、さらに産駒もG1を勝っているほどの実績馬を日本に持ってこれる
ダーレーはやはりすごいと思う。ちなみに米国ではマンノウォー系の種牡馬Tiznowの産駒がジリジリと活躍中で、
先日カジノドライヴが出走予定だったベルモントSでビッグブラウンの三冠を阻止して優勝した
最低人気馬Da'TaraはTiznow産駒なのだ。細々と続いているようで時々こうやって大物を出して系統を維持するのは
さすがゴドルフィンアラビアンの底力と言うべきか。血統が偏らない為にもこういう系統が必要不可欠だと思う。
共用停止種牡馬
http://www.studbook.jp/ja/kyokai/tokei_pdf/07-13.pdf
http://www.studbook.jp/ja/kyokai/tokei_pdf/08-13.pdf
ダイワテキサスは仔が小粒ながら走っていた印象なんだけどなぁ。
ニホンピロニールはどうやら2007年は日本で種付けし、その年の12月に韓国に輸出されたようだ。
ニホンピロニール、今シーズンは三石橋本牧場で繋養 - 【サラブレッドセール(せり市場)=馬市】&【種牡馬】の最新情報 by馬市.com
本年は間違いなく韓国で種付けをしているものだと思われる。
ササノコバン、ナリタアトラスの種牡馬引退でマルゼンスキーの系統はもうクラキングオーとチクシダイオスキー
くらいしか残ってないか?う〜む。 高崎で活躍したサンエムキングは種牡馬引退後、群馬馬事公苑で
乗馬になっていたがそこで亡くなったらしい。合掌。バチアーはフランスへ輸出。
今年度は既にタイキシャーロック、ダイタクサージャン、フサイチフレッドなどが用途変更。種牡馬世界は厳しい。
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