座布団が行司にクリーンヒット

九州産馬、佐賀競馬、地方競馬、アビスパ福岡を応援しています

コウエイトライが霧島高原乗馬クラブから熊本県内高校の馬術部に移動

山田理子 on Twitter: "来週の競馬ブックの表紙は、な・なんとコウエイトライです! 06年小倉サマーJ キングジョイに10馬身差"
来週からついに夏の小倉開催の開幕です。初日には小倉サマージャンプが行われます。
そんなわけで来週の競馬ブックコウエイトライが表紙を飾るのだそうです。まさに小倉にふさわしいですね。


そのコウエイトライ、引退後は繁殖には上がらず、霧島高原乗馬クラブで引退の要因ともなった
屈腱炎の治療に専念していました。ある程度治ってきた頃、高校からのオファーに応える形で移動となったようです。

霧島高原乗馬クラブに移動した後は、屈腱炎の治療に努めていたたコウエイトライでしたが、患部の状態も良化し、春先からは小さな障害を飛べるまでになりました。そんなコウエイトライの元に熊本県の高校から馬術部の練習馬としてのオファーがあり、5月7日に熊本に向けて旅立ちました。
5月9日、移動先の熊本県の高校にコウエイトライを訪ねました。こちらの高校には歴史のある馬術部があり、オリンピック代表選手なども送り出していて、競馬界にも多くの卒業生を送り出しているそうです。
コウエイトライがこちらに来た経緯を伺いました。「今年は新入生が多く、コウエイトライが大人しくて扱い易いという話を聞き、霧島高原乗馬クラブにお願いしました」と語ってくれたのは馬術部の監督(先生)さん。乗馬の世界に元競走馬が入ってくる事は多いのですが、最近はサンデーサイレンス系の馬が増え、その激しい性格は競走には適しているものの、乗馬(特に初心者)には向かないという事情もあったようです。
「障害での競走成績が素晴らしい上に、この扱いやすい性格は(初めて馬と触れ合う)新入生にとっては『全てを教えてくれる素晴らしい先生』となってくれるでしょう。早速、生徒が手入れしていますが暴れる素振りも全く有りません」とコウエイトライの気性を褒めていました。
乗り始めるのはもう少し後になるとの事ですが、生徒さんたちもコウエイトライが「4億円以上稼いだ素晴らしい名馬」として重々承知しています。尊敬の念で接し、跨る日が来ることを楽しみにしている様子です。
(中略)
※先方は、「特に公表を伏せる必要はない」ともおっしゃってくれたのですが、高等学校敷地内の馬術部での繋養という事もありますので、今回は自主規制で学校名など一部情報を伏せさせて頂きました。いずれ見学条件などが発表されるかも知れませんので詳細は関係機関の公式発表をお待ちください※

http://www.geocities.jp/hmo4rice/hidaka.htm

私もこちらの方のご意向に沿って高校の名前は出さないようにしておきます。
繁殖に上がれなかったのは非常に残念ですが、高校生たちの良い「先生」となって、未来のホースマンたちを
育成してあげてほしいですね。以前、霧島高原乗馬クラブで会いましたが、本当に大人しいです。
あの気性ならば初心者が乗っても大丈夫でしょう。新天地で大事にされてくれることを祈ります。
九州の生産牧場・養老牧場めぐり 2011 - 座布団が行司にクリーンヒット