座布団が行司にクリーンヒット

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来年度から障害競走を主にローカルで施行

http://www.jra.go.jp/news/201311/112001.html

 ローカル場に移した理由に、平地競走と比べて売り上げが良くないことは確かにあるとJRAは明言した。ただ、同時に1つの場に集中すればジョッキーの騎乗機会を確保できる、ローカル場で行われれば若手ジョッキーの新規参入を期待できるとのメリットも挙げている。簡潔に説明を加えると、北海道では障害競走は行わず函館、札幌を含んだ3場開催中は、実質2場開催扱い。また、本場としてではなく第3場として開催される1回小倉(2月)でも障害競走は行われない(関東勢の輸送面の負担を考慮)。更に重賞及びオープン特別は、原則的に今までの施行条件で行うという方針だ。
 さて、24日(日)に発表された平成26年度春季番組表を眺めてみる。ローカルでは1Rや、4、5Rが連続で障害戦なんて日は当たり前になり、土、日に3鞍という週も。それはそれで新鮮で、JRAの思惑通り、ひとつの場に馬と人が集結すれば、今より出走頭数は増えるかもしれない。若手参入も期待できるのではないか。福島、新潟、中京の置き障害コースの鞍数が増える一方で、オープン特別・重賞が従来通り固定障害の本場で行われるレース体系は不自然でならないが、大きなテコ入れが図られ、いい事も悪い事も含めて来年から障害戦が大きく変わる。

http://www.keibabook.co.jp/homepage/freeweekinfo/yomimono/hensyuininfo.aspx?subsystem=0&kind=0147

障害騎手不足の問題はこれでひとまずは解消し、若手騎手の参入も期待できるかもしれません。
ただJRAはローカルへの移行を「売り上げが良くないこと」にあると明言。障害コースは管理に費用がかかる割に
売り上げが伸びないから止めてしまいたい、というのがJRAの本音なのかもしれません。
今年度の障害リーディングが確定した高田潤騎手は「本当に悔しいです」とその思いを吐露しています。
「売り上げが伸びないから」ではなく、「売り上げを伸ばす為には」どうするかをJRAには考えてもらいたい。
平地並の売り上げが無いということはそれだけ売り上げの伸びしろが残されているということなのだから。


そして騎手不足の根本的な問題にもJRAは取り組んでもらいたい。それは障害レースの危険性だ。
落馬事故が多く騎手が障害挑戦し辛い環境にあるのならばそれを解消しなければならない。
障害戦で騎手確保できず出走取消 障害騎手不足が健在化 - 座布団が行司にクリーンヒット
欧州では動物愛護団体からの突き上げがあることもあり、障害コースの改善に力を入れている。
障害の位置や斤量を調整することでスピードを落とすことで安全対策にしようとしているようだ。
日本の障害でもっとも難しいと言われる中山競馬場の障害コースで意外と落馬率が低かったりするようだし、
研究次第では今よりも落馬率を落として事故を少なくすることは可能のように思う。
事故が少なくなれば落馬による無駄な馬券もなくなり、ファンも買いやすくなるだろう。
あとはJRAがどれだけ障害レースを考えているか、やる気次第のように思うのだが……。