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佐賀・岩永千明騎手 落馬負傷から3年以上……復帰後初勝利!

地方競馬 データ情報

7月15日佐賀2レースでノーブルクィーンに騎乗した岩永千明騎手が復帰後初勝利を収めました。
落馬負傷前、2016年2月27日リバーデュランダル以来、3年4ヵ月ぶりの勝利です。

2016年3月に落馬して大けがを負ったが、徐々に回復。懸命なリハビリや、復帰に向けた攻め馬騎乗を続けてきた。
山下師は「長く休んでいたし、先につながる騎乗を。平常心で乗ってほしい」と、まな弟子を送り出す。

https://www.nishinippon.co.jp/nsp/item/n/518775/

岩永騎手が落馬負傷したのは2016年3月6日。詳細は発表されていないけれどとても大変な怪我で、退院後も長らくリハビリ生活が続きました。(中略)レースに復帰するに当たって、背中に入っている金具を抜く手術が行われました。日常生活や調教をする上では支障がないそうですが、レースとなると感覚が違うということで、除去手術をして万全の態勢で復帰したのです。

https://news.netkeiba.com/?pid=column_view&cid=43824

先月、3年3ヵ月ぶりに騎乗を再開した岩永千明騎手。
今だから正直に書きますと私は復帰は難しいのではないかと思っていました。
2016年あの酷い落馬、退院したと発表されてはいましたがその後全く情報無し。
1年後のLVRで久しぶりに姿を見せられた時はゆっくりと歩行されててリハビリ中だということがわかりました。
1年経ってその回復具合でしたから少なからずショックだったことを覚えています。
その後は騎手免許更新の時期が来る度に佐賀競馬の公式ホームページを恐々と開いてみたりしました。
「引退」の二文字が……無い、良かった。でも今どんな状態なのだろうか……と。


岩永騎手は私の不安などをよそに1年半後の「さがけいばまつり」で改めてファンの前に姿を見せ誘導馬に騎乗。
今年2019年に入ってからは競馬新聞の調教欄で何度も岩永騎手の名前を見かけるようになり
本格的な復帰の準備をされていることが分かりました。そして復帰。
歩行もままならなかった状態からリハビリを続けて3年3ヵ月ですよ……。
佐賀競馬実況の中島アナウンサーも仰っていたとおり、その「心の強さに敬意」するしかないです。


荒尾時代にもキツい落馬を経験されていて、その時は脳挫傷と脊椎圧迫骨折で全治3ヶ月の診断、
その後2ヶ月間は寝たきりの状態だったといいますが半年後レースで騎乗されています。
今回二度目の長期休養からの復帰、ご本人が一番諦めていなかったんですね。
不屈の精神を持つ最高のジョッキーが帰ってきました。
この勝利をきっかけにまた勝ちを積み重ねていってほしいですね。