座布団が行司にクリーンヒット

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感想

小倉競馬開催初日。ああ、いつも来てるのに開催中はまた雰囲気が違うんだよなぁ。匂いからして違う。
まずパドック九州産馬は馬体が小さいのが多いんですよ。まずここで道産との大きな違いが。
荒尾で話題になったニューシティーピースもそうでしたし、JRAの最軽量出走馬の記録を持つ
ジャンヌダルクって牝馬も九州産だったようですよ。変な所で記録に残ってるなぁ。
チビキセキは名前の通りチビで、402キロ。それより小さいマルシゲグループは392キロ。
さあ馬が入って来たかと思うと、各馬落ち着きが無い。まぁ新馬戦だしな・・・とも思ったが尋常じゃない。
馬糞ボトボト落とすわ大きくいななくは、立ち上がって厩務員さんを困らすわ、ここは動物園か。
いや、動物園の方がまだマシか。そんな中で落ち着いていたのがテイエムの4頭ですよ。
チビキセキも血統の影響かと思うほど荒れてたし、ヒノクニサイレンもセン馬とは思えないほど。
一番酷かったのはマルシゲキセキでしたね。騎乗した高井彰大騎手が苦笑いしっぱなし。
「おおいっ」「大丈夫?」と厩務員さんに尋ねてた。もう、無事に回ってくればいい状態。
馬場に入ってからも暴れっぱなし。客席に結構近い側を歩いてたんですが、馬場でも立ち上がっちゃって
高井騎手が「うおぉぉぉ!」。周りにいた騎手たち爆笑。まぁ本人たちも他を気にする余裕無かったようですが。
今度はスタート地点でミゴテカが放馬してしまう。緊張感が他の馬にも伝染しちゃうんだろうな。
面白かったのはサツマサマのメンコが字入りだったんですが、デカデカと「九州男児」と。あれはカッコ良かった。
やっと発走時刻になってレースがスタート。・・・ヒノクニサイレンとキリシマハンター?あたりが大きく出遅れ。
道中ももう、酷いですわ。見てて思わず笑っちゃいましたよ。イヤイヤして最初からやる気が無い、急に走る気無くしてる、かかる。カシノハーバーなんて4コーナーで自分から競馬やめてましたもん。
そんな中で結局落ち着いてたテイエム3頭ですよ。勝ったのはトッパズレ。やはり仕上がりの良さなんでしょうね。
トッパズレの母シャルマンはこれまで3頭ほど九州産を送り出してきてますけど、今年やっと産駒が初勝利。
よっぽどオペラオーとの相性が良かったんでしょうかね。この次はフェニックス賞なのかな?
オペラオーの仔がワンツースリーと言うことで話題になっていますが、ココから先が勝負でしょう。
一般馬混じってどこまでやれるか。その点ではトッパズレよりもホイドンやハエドーの方が奥行きは感じますね。
タイムは1.10.4と平凡ですが、ゴール前で1・2着馬の騎手が力を緩めてましたし、こんなもんでしょ。
とにかくこのテイエム3頭(+1頭)は今後も応援していきたいです。距離が伸びても楽しみですから。
それとシゲルシテセンも能力で4着まで来れたんでしょうね。これにはちょっと驚きました。今後が楽しみ。
九州の繁殖牝馬と九州の種牡馬の仔、いわゆる「純九州産」(「持込み九州産」に対する言葉。
この名称を使っているのは私だけかもしれませんが)にとっては厳しい結果となりました。
ま、良質繁殖牝馬×種付け料500万の馬と古臭い血統牝馬×種付け料50万の馬が一緒に走って
どちらが勝つかといえば分かりきった事で。すみませんね、少し皮肉っぽくて。悔しいんですよ。
調教ではそれなりに良かったのに、気性の面でマイナスに出た馬が多かったように思います。
これがレースを重ねるにつれて大人しくなって・・・行くのかなぁ。ちょっと不安になってきたぞ。