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種牡馬を引退していたスエヒロコマンダー イナズマアマリリスの活躍で種牡馬復帰か

スエヒロコマンダー産駒イナズマアマリリスがファンタジーSを制す - 座布団が行司にクリーンヒット
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現在、スエヒロコマンダーはシンジケートを解散しており、同じ新冠町内にある赤石久夫さんの牧場にて繋養されている。「来年の種付けシーズンまでの間にどこで種牡馬として供用するか、考えておかなければなりません」と小泉氏は語る。ともあれ、これは「嬉しい悩み」と言えるかも知れない。

これはもう間違いなく種牡馬に戻すということだと見ていいでしょう。
今年種牡馬引退が発表されたにも関わらず、活躍馬を輩出したことから種牡馬に復帰するとはかなり劇的なこと。
少ない種付け数の中から重賞勝ち馬を出したというのは素晴らしいことですし、今まで以上に人気も出そうです。
イナズマアマリリスにはファンタジーS制覇にとどまらず、父のためにもこれからも頑張っていってほしい。

生産者名と馬主名からお分かりのように、この馬は小泉賢悟氏のオーナーブリーディングホースである。のみならず、父スエヒロコマンダーも、その母のスエヒロジョウオーも、そして、イナズマアマリリスの母イナズマラムも、その母のイナズマクロスも、すべてこの小泉牧場で生まれた馬である。血統表に記載されている父、父の母、母、母の母までもが、「自家生産馬」で占められているのだ。社台グループならばこうしたことは珍しくないかも知れないが、日高の中小規模牧場で、これはまずかなり稀有な例であろう。
(中略)
小泉賢悟氏は「本当に嬉しかった。何とかスエヒロコマンダー種牡馬として成功させたいと願っていたものですから、この優勝は感無量でした」とまずレースを振り返った。
(中略)
「私としては、何とか順調にこのまま行ってくれたら、来年のチューリップ賞から桜花賞へと駒を進めて欲しいと願っています」と小泉氏。父スエヒロコマンダーを成功させたいという一心で生産したこの馬が、さらに大きな夢に向かってまず第一関門を突破した、と言って良い。


 小泉賢悟氏は馬主歴19年になる。平成になってすぐ資格を取得し、最初に持ったのが自家生産馬のイナズマクロスだ。「この馬もずいぶん走ってくれて、とても助けられた」と振り返る。以来、いたずらに流行を追うのではなく、独自の配合理論でポリシーのある生産を続けてきたのが小泉賢悟氏である。そして、その結晶がこのイナズマアマリリスだろう。

こんな血統の馬が活躍してくれたら、生産者冥利に尽きるだろうなぁ。自牧場の生産馬であるスエヒロコマンダー
種牡馬としても成功させたいと願っていただけに、種牡馬を引退させる時は残念な思いもあったことだろう。
しかしこういう形で種牡馬に戻すことができるというのは、競馬は本当に何が起こるかわからない。まさにロマン。
流行の血統、売れる血統を批判するつもりはないけれど、やっぱり各牧場のポリシーが見える血統の馬が活躍すると
ファンとしても面白いと思いますよね。これからもそんな各牧場の考えた配合が見える馬が出てきてほしいものだ。