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福山競馬が補助馬を安価で大量購入予定

地域・写真ニュース | 中国新聞アルファ
http://www.netkeiba.com/news/?pid=column_view&no=4689
今週の『ギャロップ』にもちょうどこの話題がありましたが、福山競馬の広島県馬主会が日高軽種馬農協
1頭30万円〜50万円という破格の値段で40頭近く譲ってほしいという要望が出たそうだ。地方にとって馬の確保は
死活問題で、2歳馬がいなければJRAから認定新馬戦枠をもらえない可能性もある。だからこうやって購入された馬は
「補助馬」として他馬主に安く買われたり補助馬限定戦を行ったりする代わりに、一定期間移籍できないなどの
制限も設けられているのだ。荒尾競馬は毎年、九州のセールで何頭か購入している。今年も50万円程度で買われた。
日高ともなると九州とは値段が違うし、普通なら50万円では売れないという牧場がほとんどであろうと思う。
しかし今回は100頭近く立候補が出たそうだ。「売れないよりも売った方がマシ」というのが本音なのだろう。
当然生産者側からこの安値に悲鳴が出ているのらしいが、かといって福山の組合に文句を言うのも筋違いかと思う。
今回は(悪い言い方をすれば)組合が生産者達の弱みに漬け込んだというところだろうが、
ある意味では上手くやったな〜という感もある。同様に荒尾なども真似すればいいのにとすら思う。
もちろんこのような状態が続いて良いはずがなく、何かしら対策を立てる必要があるだろう。


「馬主が牧場から正規の評価額で買う」というのが理想ではあるのだが、それができないからこうなっているわけで
なんなら牧場と地方競馬組合間で「売れ残った馬を一定の価格で一定数買い受ける」というような契約を結んでは。
50万ではさすがに厳しいのでもう少し価格を高く設定した上で、毎年一定の数を必ず買うと。
……う〜ん、やっぱりこれは邪道なんだよなぁ(苦笑)。牧場は馬が売れて、競馬場は馬の数が確保されていれば
このようなことにはなっていないはずなんだから。根本的なところから改善していくしか無い気がするなぁ…。