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オッズパークで大規模障害発生

http://oj.oddspark.com/osirase1020.html
経済、株価、ビジネス、政治のニュース:日経電子版
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000500910260001
ことの発端は10月1日。オッズパークが進めていたばんえい競馬における「5重勝馬券」システムの導入試験の際に
何らかのトラブルが発生し、オッズパーク全体でシステムダウン。馬券がまったく買えない状態になってしまった。
一時は再開したものの再度ダウンし、結局元に戻るまでに1週間から10日、携帯から買えるようになったのは
20日になってからだった。このような場合にサーバー管理者やシステムエンジニアはどこに障害があるのかを
発見するのが非常に大変だと、同業の方から聞いたことがある。バックアップ体制も含めて今後の課題だろう。
個人的にはあのソフトバンクですらこのような障害が起こるのだなと、かなり衝撃的であった。


衝撃的どころかかなりの打撃を受けたのは各競馬組合であっただろう。現在地方競馬では楽天競馬、オッズパーク
SPATがインターネットでの馬券を発売しているが、シェアはオッズパークが結構な割合を握っていると聞く。
シェアの大きいオッズパーク分の売り上げがこの期間まったく無かったわけだから相当な痛手だっただろう。
現在多くの地方競馬で本場での売り上げが減少し苦労している中、唯一と言っていいくらいに上昇傾向にあるのが
電話投票・ネット投票。この部分を狙って高知競馬では多額の費用を投資しナイター設備を設置してオールシーズン
でのナイター開催に踏み切ったほど。資金の残り少ない高知競馬にとってはかなりのバクチである。
http://osaka.yomiuri.co.jp/re-eco/news/20091009-OYO8T00458.htm
そんな中でシステム障害でネット投票が行えなくなった場合、かなりの損失が出ることは想像に難くない。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20091017_5
ばんえいや岩手などではオッズパークに対し損害賠償請求や、他主催者と連携して損害補てんを求める方針だとか。
さすがに損害賠償なんてことは避けたいところだろう。各組合としても本気でオッズパークとケンカするつもりは
無いのでは。せっかく積み重ねてきた共存共栄の関係、オッズパークに迷惑をかけているところもあるわけだし。
オッズパークにはこの経験を活かして緊急時のバックアップ等体制作りを可及的速やかに進めてほしいところだ。