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オースミレパード 土佐黒潮牧場で老衰により死亡

土佐黒潮牧場 「牧場日記」
あのナリタブライアンなどと同世代、中央デビューし新馬戦ではスターマンの4着だったりしました。
中央では46戦後に地方の高知競馬に移籍して176戦。ここでも同期のナムラコクオーなどとともに走り、
同期引退後も走り続け、繁殖牝馬から現役復帰したあのヒサトモが保持していた15歳6か月という最高齢出走記録を
2006年に更新し、翌年には最高齢勝利記録を更新。その後は自らの記録を塗り替え続け話題となりました。
しかし、悲しいことにもう一つ話題になったことがありました。一時は屠殺場に送られ殺処分寸前だったのです。
オースミレパード屠殺場から奇跡の生還 土佐黒潮牧場で余生 - 座布団が行司にクリーンヒット
オースミレパード屠殺場から奇跡の生還からその後 - 座布団が行司にクリーンヒット
これほど話題になった馬なのですから処し方などいくらでもあったのではないかと今でも思うわけですが、
土佐黒潮牧場の会員さんに寸での所で命を救われ牧場にやってきました。あれから2年4ヶ月の功労馬生活。
先月くらいから様子がおかしくなっていたようです。

「病気」とかではなく、
老化、老衰の症状が急速に進んでいるようです(TT)
昨年の秋頃から時々起きていた、
突然の挙動不審状態や、異様なほどの「馬っ気」
そして時々、突然ひっくりかえる「発作」
全て、老衰老化による
「神経障害」が原因のようでした。
(中略)
たくさんたくさん走った馬だから、
本当にその分、
のんびり長生きして欲しい。
でも、
たくさん走りすぎたから・・・
体の老化は、
他の誰よりも早いようです・・・。

http://www1.ezbbs.net/cgi/reply?id=yukiko&dd=25&re=11550&qu=1

そうか、たくさん走り過ぎると老化は早くなってしまうのか…。単純に考えてみてもそうかもしれないと思う。
しかしたくさん走って記録を作ったからこそ、あそこで命を救われて余生を過ごすことができた。あの成績で
最高齢の記録が無ければ、誰からも止められることなく殺処分されていたかもしれない。馬の本当の気持ちなんて
いまだに分からないし、競走馬にとって何が一番幸せなことなのかも分からないけれど、老衰で死ぬことができた
というのはレパードに携わった多くの人たちにとっては良かったんじゃないかと私も思います。何より一度は
失われていたかもしれない命なんですからね。それはオースミレパード自身にとっても幸せだったと思いたい。

引退後の余生、2年と4ヶ月、
賑やかな仲間たちと一緒に、
お母さん、そして会員の皆さまに、
十二分に愛されて過ごした彼の余生は、
「最高だった」
そう、私は思います。
(中略)
当牧場は、
馬たちの最後を看取ることが一番大切な仕事、
死亡率100パーセントの牧場です。
いろんな出会いやご縁から、当牧場の仲間になる馬たち。
そのお別れは、
やはり悲しくて寂しくて、
わかってはいても、
馬たちの「死」は、
とても重いです・・・。

http://www1.ezbbs.net/cgi/reply?id=yukiko&dd=25&re=11563&qu=1

功労馬の余生を過ごさせる牧場は「死亡率100パーセントの牧場」。ここで働く人たちや会員の人たちは常に
そのことを念頭に入れているはずですなのですが、やはり別れは辛いものなのでしょうね。改めて、レパードを
一度は死の淵から救った会員の方々、そして繋養してくださった土佐黒潮牧場さんには大きな拍手を送りたい。