【ひまわり賞】（小倉）～テイエムキューバ５馬身差Ｖ | 競馬実況web | ラジオNIKKEI
テイエムキューバが圧倒的人気に応え2連勝/ひまわり賞 | 競馬ニュース - netkeiba.com
http://www.daily.co.jp/horse/2010/08/29/0003370783.shtml
単勝1.1倍の圧倒的一番人気に応えてテイエムキューバが勝ちました。スタートからスピードの違いでハナに立ち、
あとはゴールまで逃げ切るだけ。メモリアルイヤーがいないとなれば絶対に負けられない戦いだったでしょう。
タイムは1.09.8。ひまわり賞のタイムは個人的に一つの目安を設けていまして、1分10秒を切るかどうかという点。
過去にこの基準を突破したのがコウエイハート（後に紅梅S勝利）、ミッキーコマンド（新馬戦でレコードタイ）、
テイエムチュラサン（後にアイビスサマーダッシュ勝利）の３頭。だから今後活躍する！と断言できるわけでは
ありません。今年夏の小倉は全体的に芝の時計が速いですしね。ただ姉があのテイエムチュラサンで、
後続との差が開き最後はあまり追っていないのを見ても余力を持って走りぬいた感じ。どうも本調子ではなかった
ようで、それでも圧勝してしまうのですから大したものです。もしメモリアルイヤーが出てきていれば間違いなく
もっと速い時計で決着していたでしょう。この馬としてもタイム短縮は可能なはず。まぁ、タイムなんてのは
水物ですからその都度一喜一憂する必要もありません。一緒に走る馬やコースの状況で変わるものですし、
あくまで目安にするものです。一緒に走るメンバーが強くなれば適応して速くもなるでしょう。
そんな強い相手との対決が今後控えているわけですが、連闘で小倉２歳Sには向かわず。一旦小休止かな。
未定ということになっていますが、直近ではききょうSくらいでしょうか。姉同様、短距離適正の度合いが強いようで
あまり距離が長くなると厳しいかも。ちなみにメッサーシュミットとパリスドールも兄姉制覇でしたね。
２着以下を見ていくと、パティオはさすが控えれば確実に差してくる脚を使います。キューバとは適正の差でしょう。
あの差し脚からすればもっと長い距離でもと思いますし、父キャプテンスティーヴ産駒は芝よりもダートでの
勝ち鞍が多いタイプで、今後は別の条件も試しつつ使っていってほしいですね。九州産馬限定戦が行われる
小倉芝1200mで勝てたのは能力の高さによるものでしょう。適条件はここではない気がします。
３着テイエムオイチはスピードはあって前に行く脚力はあるものの、まだスタミナがついていない感じ。
現状では芝・ダートの短距離で使い続けていくしかないのでは。1200より1000の方がいいかもしれない。
４着コウエイライトも能力でここまで好走を続けてきたが、父オペラハウスで全姉コウエイトライのことを考えると
向いていない条件でよく頑張ったなと褒めてやるべきでしょう。こちらも今後は別の条件で光ってきそう。
他にも出走馬の中には小倉芝1200mは決して得意ではないという馬が沢山いますので、今後違う条件で走ってきた時は
小倉での実績を度外視して見るべきでしょう。去年もそうやって勝ち上がった馬が出てきています。
そして陣営もここでの結果ですぐに地方移籍させるようなことはせず、中央で様々な条件を試してあげて
馬にとって一番走る条件を探してあげてほしいですね。去年に続きそうやってどんどん勝ち上がっていってほしい。
