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JBBAの2011年種牡馬配置が発表

【JBBA繋養種牡馬】~2011年度配置&種付料が発表(配合申込受付開始!) - 【サラブレッドセール(せり市場)=馬市】&【種牡馬】の最新情報 by馬市.com
種牡馬紹介:日本軽種馬協会
九州から大人気だったロドリゴデトリアーノが七戸に移動となりました。代わりにスクワートルスクワート
静内から九州に移動。配置そのままのサイレントハンター、ここに東大牧場にいたダンツシアトルも加わり、
九州は3頭体制になります(もう1頭アテ馬のアラブ・ブルバードライジンがいますが)。JBBA九州種馬場は
ここ数年ずっと2頭体制でしたから3頭になったのは久しぶりです。しかしあまり喜ばしい話ではありません。


まずロドリゴデトリアーノが移動してしまったこと。九州で人気だったこともあるのでしょう、七戸への移動は
栄転と考えていいのでは。九州にとっては痛い話です。仕方の無いことではありますが…。代わりにやってきたのが
スクワートルスクワート。早熟、芝ダート兼用、短距離向きと、夏の九州産2歳馬戦線が行われる小倉芝1200mコース
には向いている血統。九州の生産者が北海道まで種付けに行くこともあって、ひまわり賞メッサーシュミットなどを
輩出してはいます。勝ち上がり率も決して悪くは無いのですが、いかんせん重賞クラスの馬を出せていない点は
ちょっと気にかかるところではあります。ロドリゴが一発系ならこちらは安定系とも言えるわけですが…。
あと成長力がある時期で終息してしまう印象なんですよねぇ。ロドリゴ古馬になって復活することもありますが。


スクワートルスクワートロドリゴデトリアーノの2頭体制なら納得できたんですけどね。この3頭になったのは
下総種馬場と那須種馬場が廃止になって、種牡馬の行き場が少なくなっているからだと思います。九州がダメなら
あとはイシノサンデーのように十勝軽種馬農協種馬所に…という流れなんでしょうね。まぁ昔から九州種馬場は
北海道で人気が落ち、他地区でも種付けが集まらなくなってきた種牡馬が最終的に流れてくる場所でした。
とはいえその九州でさえ今年のサイレントハンターの種付け数はゼロでしたし、ダンツシアトルも再九州入り。
昨年種付け数が1頭に留まったアラムシャーなど外国から来た種牡馬は本国に帰してあげてほしいと思いますが、
日本馬の種牡馬は引退するしかありませんからね。それもまた時と場合によっては已む無しとして、種付け数が
ゼロ近くまで減った種牡馬は余生を過ごさせて新しい種牡馬を導入するなど、もっと入れ替えのサイクルを
活発にしなければJBBAにとって良くないのでは。来年は結局、スクワートルスクワート一極集中になりそうです。