小倉ダート1000mに出走したヒノクニリョジョウが２番手追走から直線抜け出し、最後は差されそうになりながらも
そこからもう一伸び、僅差で勝利しました。競られると根性がありますね。スピードに勝ったタイプで、
夏の小倉の新馬戦でも先行したのですが、急失速で大敗していました。次のダート1000mで好走しダート1200mで負け、
もう少しスタミナがついてきてほしいと思っていたところでした。得意のコースで勝てたのは良かったのですが、
これからは上のクラスで1200m以上、あるいは芝もこなせるようになることが今後の課題でしょうか。
父オレハマッテルゼ母ヒカルフリート（母父アフリート）という血統、熊本の村山光弘牧場生産です。
名前を見て気付かれた方もいらっしゃるでしょうが、父仔そろって小田切有一オーナーの所有馬です。
産まれる前からこの馬には目をつけられてたようで、九州1歳市場で150万円で落札されていました。
九州出身の小田切オーナーが九州産馬のサラブレッド（アラブは不明）を所有するのはたぶん、恐らく、初めて。
『火の国旅情』という熊本県の「県民の歌」を名付けられ、熊本産の誇りを持って走ってくれたと思います。
オーナーにとっては今年初勝利、およそ５ヶ月半ぶりの所有馬の勝利でした。オーバー所有のオレハマッテルゼ産駒も
この馬が初勝利となりますし、少しは九州産馬の評価上がったかな（笑）。もっと所有して走らせてほしいなぁ。
ＪＲＡ３歳戦を勝ったセール出身馬写真（2/5、ダノンゴールドなど7頭） - 【サラブレッドセール（せり市場）＝馬市】＆【種牡馬】の最新情報 by馬市.com
同じ日に勝ち上がったセール出身馬を見ると、一番高くてトーセンホマレボシの1億5千万、あとは数千万円台数頭、
ツクバヴァンクールがだいぶお安くなって410万円でかなりリーズナブルに。その中で光るのがヒノクニリョジョウ、
なんと150万円。この価格でJRAで勝ち上がれる馬が毎年出てくるのですから、九州のセールってすごくないっすか？
今年も九州トレーニングセールと九州１歳市場の上場申し込みが始まりました。九州トレーニングセールは
５月８日（火）ＪＲＡ宮崎育成牧場にて、九州1歳市場は６月４日（月）ＪＢＢＡ九州種馬場にて行われます。
【九州トレーニングセール＆１歳市場】の上場申込受付がスタート！ - 【サラブレッドセール（せり市場）＝馬市】＆【種牡馬】の最新情報 by馬市.com
