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JBBA胆振種馬場の業務が終了 輸出検疫所に転用

JBBA胆振種馬場繋養種牡馬が移動 | 馬産地ニュース | 競走馬のふるさと案内所

 移動したのはデビッドジュニア(牡10歳)、シルバーチャーム(牡18歳)、サニングデール(牡13歳)、アキヒロホマレ(牡27歳)。今後、胆振種馬場は業務を変更し、輸出検疫所となる。
 胆振種馬場は胆振管内有志の出資金によって1960年に苫小牧市内に創立された苫小牧種馬場が前身。1961年に国有借受のライジングフレームを繋養して種付け業務を開始した。その後、苫小牧市の発展に伴い市街地が種馬場周辺まで伸びたため、1970年に現在の白老町へ移転し名称を胆振種馬場と改称した。
 歴代の繋養種牡馬は、シプリアニ、セダン、ロイヤルスキーインターメゾクリスタルパレス、タップオンウッド、ルション、クリスタルグリッターズ、オペラハウス、キンググローリアスチーフベアハートデヒアキャプテンスティーヴ、バゴなど。最盛期には民間からのシンジケート所有種牡馬も含め6頭を繋養し、250頭を超える繁殖牝馬に交配したこともあった。
 業務変更は種馬事業の円滑な実施を図るためのもの。今後は新ひだか町の静内種馬場、青森県の七戸種馬場、鹿児島県の九州種馬場の3か所で種付け業務を行う。

イシノサンデーがJBBA静内種馬場に移動 | 馬産地ニュース | 競走馬のふるさと案内所
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ただの種牡馬移動の記事ではありません。JBBA胆振種馬場が閉鎖……輸出検疫所になるということです。
JBBAの機能を静内の一箇所に集中させることで業務の円滑化、コストカットなどを図っているのだろうか。
少し前に発表された今年の引退種牡馬の中に種牡馬登録だけ残されていたJBBAの種牡馬たちがいましたが、
登録抹消されたのもその一環だろうか。イシノサンデーの十勝から静内への移動もそうなんだろうなぁ。
JBBA(公益社団法人日本軽種馬協会)は2007年に下総種馬場、2010年に那須種馬場と本州の種馬場を全て閉鎖。
今回北海道に二つあった種馬場までも一つに集約させました。かなり思い切ったことをやっていますね。
九州種馬場も九州の生産者の間で常々閉鎖の噂が立っていました。JBBA九州種馬場が閉鎖になれば
九州の馬産にとって大打撃となります。そうはさせまじと、九州生産界でかなり働きかけているようです。
しかし今回胆振を閉鎖して静内、七戸、そして九州を残したということは、残った3場の重要度は高いということ。
ある意味では他種馬場を犠牲にしてこの3場を残したとも言えるでしょう。JBBAは零細牧場にとって優良な種牡馬
比較的安い種付料で種付けできる非常に有難い存在です。これ以上の閉鎖は生産界全体にとっての打撃となります。
なんとか静内本場と七戸種馬場、九州種馬場は今後も存続させていってほしいと思います。