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エスワンプリンスが黒潮盃で3着…そしてついに体重計に乗る

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【黒潮杯】戦い終えて― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル
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佐賀では8戦7勝2着1回のパーフェクト連対、重賞の飛燕賞や九州ダービー栄城賞を制していたエスワンプリンスが
初の全国の舞台で健闘を見せてくれました。単勝5番人気10.2倍と穴人気しており、いくら佐賀で圧勝続きとはいえ
このメンバーの中では過剰人気だろう…と思っていましたが、南関東や全国のファンの目は正しかったですね。
レース内容も3番手を追走すると一時は先頭に立ち、そのまま押し切るかと思いましたが、
最後はアスカリーブルに差されてしまいました。それでも見せ場たっぷり、一瞬は勝つかと思わせるレースぶり。
アスカリーブルと同じ57kgを背負っての3着ですから価値は高い。オオエライジンマルヨフェニックスなど
他地区勢の勝利もあるレース、負けた馬でも好走した中からロックハンドスターなどが出ており、
エスワンプリンスは前途有望ではないかと。初のナイター、初の長距離輸送など陣営は難しい面があったと思います。
パドックでは通常佐賀競馬場での右回りに慣れているためか、他馬の流れについていけずウロウロ立ち往生したりも…。
そんな状態でこの競馬をしてくれたわけですから、期待してしまうのも仕方ありません。母は佐賀所属馬として
初の交流重賞勝ち馬となったエスワンスペクター。佐賀血統が全国で羽ばたくきっかけになったのでは。
同日に行われたサマーチャンピオンでは地元佐賀勢は掲示板がやっと。翌日のブリーダーズゴールドカップほどでは
ありませんが、佐賀の交流重賞が地元馬がなかなか活躍できずに「馬場貸し」状態になっているのは事実です。
しかし私はそれほど心配はしていません。佐賀の馬が全国やJRAから見て弱いのはずっと以前からのこと。
それでも毎年毎年、いつか全国レベルでも勝負できるような強い馬が出てくることを佐賀のファンは
じっと待ち続けているのです。カシノオウサマが出てきた時は個人的にかなり熱狂しました。
私にとっては今でも過去最高に好きな競走馬です。エスワンスペクターだけでなくウルトラカイザーなど、
全国でも通用しそうな馬が今の佐賀には控えています。交流重賞JRAに挑戦して好走、勝利することで、
熱狂的な佐賀競馬ファンをどんどん増やしてほしい。エスワンプリンスはそれが可能な馬だと思っています。


今回もうひとつ佐賀競馬ファンの間で話題になったのが、エスワンプリンスの馬体重がデビュー戦以来
やっと判明したということでした。初出走時に計測したのが502kg。以降、佐賀競馬場の体重計がどうしても嫌なのか、
頑として体重計に乗ることを拒み続け、「計測不能」の文字がずっと並んでいました。
先のパドックでの出来事を見ても分かるとおり、なかなか気難しい面を持った馬でもあるのです。
そんなエスワンプリンスも環境の変化によるものか、大井でついに計測数値が出ました。
今回492kgとデビュー以降体重を減らしていたことが判明。佐賀ファンとしては大ニュースでした。
しかし、大井の体重計に乗ったということは、佐賀の体重計が嫌いだから乗らないということか。どうしてだろ?