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福山競馬から移籍の岡田祥嗣騎手がJRA初勝利

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岡田祥嗣の近走成績|競馬データベース - netkeiba.com
少々遅くなりましたが73戦目にして初勝利を飾りました。2〜4番人気くらいの馬にはたまに乗るのですが、
今まで一度も1番人気の馬に騎乗したことがなく、日本一狭い福山競馬場からJRAに来て戸惑いもあったでしょう。
同じ年に地方から移籍した戸崎圭太騎手と比較されることが多いですが、戸崎騎手は過去数年に渡って
JRAでの騎乗経験がありましたし、何より騎乗数と馬質が違いますからね。先週までの段階で戸崎騎手は240回騎乗。
そのうち1番人気馬の騎乗回数もかなり多いですからね。岡田騎手は騎乗数が少ない中で人気薄に乗ることが多く、
その中でむしろ穴を開けてることの方が多い気がします。コースに慣れてくればもっとやれるはずです。


岩田騎手との対談記事が『UMAJIN』に載っていましたが、二人は同期ということもあって本当に仲が良い様子。
福山競馬の岡田祥嗣騎手らがJRA騎手試験に合格 - 座布団が行司にクリーンヒット
岡田騎手がJRA試験に9年連続で落ちていたことは以前も書きましたが、これはやはり本当だったようです。
さらに地元福山の関係者からも「JRAに受かるわけがない」と白い目で見られていたこともあったようで…。
それでも諦めずに毎年勉強を続け、ついに合格を勝ち取った努力家の岡田騎手を応援せずにはいられません。
…逆に岩田騎手は「なんで俺、学科合格したんやろ?」と言っていました。ああそれは…本当にそうだな(笑)。


そういえば以前、岡田騎手に関してこんな記事がありました。

41歳・新人騎手の試練
 戸崎騎手が飛ばしている。先週は土曜日に4勝、フラワーCではエバーブロッサムに騎乗し惜しくもハナ差の2着。翌日も2勝し、2日で6勝の大活躍。期待通りの結果を出し始めている。
 その裏で目立たないのが岡田騎手だ。元が福山競馬ということもあり、よほどの地方競馬通でないと知らない方も多いだろう。
 だが腕達者の多い地方競馬騎手。もしかしたら凄い技術を持っているかもしれないと、競馬関係者も密かに注目していた。特にエージェント達は、いい騎手の担当になれば、それだけ商売にもなる。だから岡田騎手にどんなエージェントがつくのかも話題になっていた。そして……。
 「岡田に関しては、あの大物エージェントも狙っていたらしいけど、どうも1週目の騎乗ぶりを見て、見送ってしまったようだね。
 結局、岡田の幼馴染だか同級生だかが平田厩舎のスタッフにいるようで、その関係から、平田厩舎担当の専門紙記者がエージェントをやるようだ。その繋がりから平田厩舎の有力馬にも乗っていたけど、勝てなかったね。
 福山では結構勝ったみたいだけど、騎乗ぶりも地味で、現状では光るものは感じられない。年齢的にも大きく変わることは無いだろうし、赤木みたいに、早くに助手にでもなっちゃうんじゃないの」
 とは、某ジョッキーのエージェント。今の競馬は最初の評価が肝心。ここで厩舎や馬主から高い評価を得られれば、いい馬に乗れる。逆に失敗すると、いい馬も回ってこないし、成績も上がらない。すると、更にいい馬も集まらないという悪循環になる。そのためにも強力なエージェントがつけば楽だったのだが。
 41歳という厳しい年齢でのデビュー。何とか頑張ってほしいものだ。
栗東在住ライター:鷲崎)

http://www.iuma.jp/pc/detail_11749.html

上でも書いたように戸崎騎手とは騎乗数や質、経験からも比較は難しいのに、早々に判断を下すのはどうかと。
他に気になったのが「元が福山競馬ということもあり、よほどの地方競馬通でないと知らない方も多いだろう。」の箇所。
競馬に深く携わる身であるはずの記者がこの程度の知識しかないという現実が見えてきますね。
JRAだけでなく日本の競馬全体について浅くとも知っておかなければ恥ずかしいのではないかと。
しかし残念ながらこの程度の認識しかない記者やトラックマン、ライターはJRA界隈には多いようです。

https://twitter.com/inoue_oaks/status/273734994772520960
井上オークス ‏@inoue_oaks
3年ほど前、競馬マスコミ歴20年超の先輩に、福山競馬のことを話したことがある。すると先輩はこう言った。「福山って、東北のどこか?」愕然とした。認知度があまりにも低すぎる。かくいう私も、広島県福山市に競馬場があることを知ったのは、競馬ライターになってからだった。