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所得税法違反裁判 男性に有罪判決も税金は約計5200万円と認定

馬券の所得税法違反裁判 検察側は懲役1年を求刑 - 座布団が行司にクリーンヒット
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130523-OYT1T00440.htm
Expired
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00246562.html
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130523/k10014784071000.html
http://mainichi.jp/select/news/20130523k0000e040151000c.html
会社クビ、貯金ゼロ、妻は毎日泣いた…競馬裁判、“悲惨”と司法の“救い” (2/2ページ) - 政治・社会 - ZAKZAK

 中村弁護士は国税当局の対応について「今まで課税してこなかったのに、履歴が確認できたからといってスケープゴート的に(税金を)取ろうとしたのが誤り。課税処分は硬直的、形式的で過大。取り消すか変更してほしい」と批判した。また、「窓口で馬券を買う人は、ほとんど申告しないと思う。不公平にならないよう、制度をきちんと整えてほしい。個人的には宝くじのように非課税にすべきだと思う」と訴えた。

http://mainichi.jp/select/news/20130523k0000e040172000c.html

 国税庁内では冷静な受け止めが目立った。ある幹部は「こちらの主張が認められなかったのは残念だが、想定の範囲内。判決を見てみないとはっきりしないが、馬券の購入方法にはいろいろなケースがあり、今回はかなりのレアケースとして『雑所得』と判断しているはずだ。通常の馬券の払戻金が『一時所得』というこれまでの解釈に影響はないだろう」と強調した。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130523-OYT1T00793.htm

この男性の馬券購入スタイルが投資であり、収入は一時所得ではなく雑所得だと認められました。
これにより納税額は大幅に減額され、申告漏れに関しても執行猶予付き判決。ほとんど男性側の勝利です。
しかしこれはまだ地裁判決であり、検察側が上訴する可能性もあるので現段階では完全とは言えません。
そして競馬ファン全体に今回の判例が適用されるとは限りません。今回の男性は確かにレアケースであり、
他の人たちが高額配当を手にしたとしてもこれまで通り一時所得扱いされる可能性は高い。(コメント欄参照)
ネットでの馬券購入が大きな割合を占めてきている昨今、現在の徴税方法が時代に即さない形になっている。
そのことも含めて今後は政治的、法律論的な方面で議論されていかなければならないだろう。

 大阪地裁の判決を受け、日本中央競馬会(JRA)報道室は23日、「判決内容の詳細については承知していないので、具体的なコメントは申し上げられないが、払戻金の課税については『競馬産業全体に関わる問題』といった観点から、お客様が安心して競馬を楽しめるようなものにしていただきたいと考えている」とのコメントを出した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130523-00000022-mai-soci

JRAは今回の件に関しては基本的には当初からノーコメントを貫き通している。
ただ「お客様が安心して競馬を楽しめるようなものにしていただきたい」とだけ付け加えた。
現在の状況が「安心して競馬を楽しめる」状態にないことはJRAも分かっているのだろう。
JRAはこれまで高額配当における納税の注意喚起を大きく取り扱っては来なかったツケが出てきたわけだが、
これからはバックにある農水省などとも協議して国家レベルで対処して行く必要があるだろう。


馬券の所得税法違反裁判 検察側は懲役1年を求刑 - 座布団が行司にクリーンヒット
『今後の戦略と、われわれができること』“外れ馬券は経費か否か”有識者座談会(3) - 東奈緒美・赤見千尋 | 競馬コラム - netkeiba.com
今後に関しては野元賢一氏、斎藤修氏、須田鷹雄氏はいずれも「馬券非課税化」を求めている。
野元氏が競馬ブックでも書かれていたが、この男性が馬券購入で控除率として国庫に収め続けていたはずの金額と、
今回国税庁が徴税しようとした税額では、前者の方が大幅に国庫を潤す結果になっていたはずなのだと。
国の為にどちらがいいか、その辺を落としどころに交渉していけば光は見えてくるのではないだろうか。


馬券利益約1億4000万円なのに…約6億9000万円を追徴課税 - 座布団が行司にクリーンヒット

 大阪地裁の判決などによると、男性が利用していたのはJRA−VANやJRDB(電子競馬新聞)が提供する競馬データ。過去10年分のデータを独自に分析し、回収率に影響を与えるファクター、前走着順や血統、騎手、枠順、牡牝、負担重量など約40項目のデータを採用したうえで、回収率の高い馬をあぶり出す計算式を作成。狙い目を決め、自動的に購入するシステムを開発した。
 システムは半年ごとに見直しを行っており、弁護人の中村和洋弁護士によると「初期に比べると改良を重ねて、本人が使いやすいようにカスタマイズされている」。
 男性は04年に100万円を元手にこのシステムで馬券購入を開始。お金が溶けた時点でやめるつもりだったが、結局追加の入金は一切なく、5年間ほぼ全てのレースを対象に賭け、黒字を出していた。2007−09年の3年間では約28億7000万円分の馬券を購入し、払戻金は約30億1000万円。ネットの掲示板で回収率を披露し、閲覧者から「マスター」と称賛を浴びていた。
 対象レースは新馬戦と障害を除く全競馬場の全レース。パソコンの電源さえ入れておけば馬券を自動的に購入するため、2週間以上もパソコンを放ったらかしにし、その間にどんどん資産が増えていったことも。1日数百から1000点、金額にして1000万円以上の馬券を購入することが日常になっていた。

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130524/dms1305241533020-n1.htm

裁判などで公私ともに疲弊していると思われる男性会社員だが、これにめげずにまた馬券を買ってほしいし、
これほど注目を浴びたのだから逆にそれを利用して、馬券ソフトを開発・販売してみてはどうか。