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阪神競馬場最後のJCDはベルシャザールが勝利 招待競走としての役割を終える

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2014年度から中京競馬場に移り『チャンピオンズカップ』と名前を変えることが決まっているジャパンカップダート
阪神での最後の開催となった今年のレースはこれまで長くダート界を牽引してきたエスポワールシチーの引退レース、
地方交流重賞で最強となりつつあるホッコータルマエの参戦、アメリカからパンツオンファイアの挑戦などが
話題となったが、終わってみれば上がり馬であるベルシャザールが制し、次世代への時代の変革を予感させた。


http://www.jra.go.jp/news/201311/112001.html
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既報の通り来年からは中京移行とともに名称が変わり、国際招待競走ではなくなり賞金も大幅に減額された。
報奨金は設定されるが実態は格下げの感は否めない。JRAは「国内最強馬決定戦にしたい」とのことだが、
体のいい経費削減の一環であり、またダート路線に関しては外国馬の招待を諦めたような印象がある。
これまで推進してきた国際化に一旦歯止めをかけて国内レースを重視しようというJRAの方針なのであれば
それはそれで一つの方法かと思うが、ジャパンカップは引き続きそのままだし、外国馬への報奨金なども据え置き。
傍から見ればダート路線だけ切り捨てられたようにも見えてしまう。


昔から中央競馬は芝重視ダート軽視の時代が長く続いてきた。今もダートは重賞の多くを地方の交流に任せている。
芝では主に凱旋門賞に積極的に挑戦してその度に話題となるが、ダートの世界挑戦はドバイワールドカップ……
とは言ってもドバイの場合は半分芝に片足を突っ込んでいるオールウェザーなので完全なダートとも言えない。
2度の勝利経験があるドバイシーマクラシックは芝、アドマイヤムーン勝利のドバイデューティーフリーも芝、
2011年にこのレースで勝利したヴィクトワールピサは完全な芝馬だ。ダート馬が目指すレースではないと思う。
純粋なダート馬が目指す「世界の頂」はやはりアメリカのダートレースだと思われるが、近年のアメリカ遠征は
昨年トレイルブレイザーブリーダーズカップターフ挑戦の為に遠征したが、ダートレースへの遠征は少ない。
2008年にカジノドライヴが遠征したくらいか。前哨戦のピーターパンSは記念すべき勝利だったと思う。
日本でダート王者に君臨した馬がアメリカダート戦線でどの程度戦えるのかというのは非常に興味深いのだが。
もはや凱旋門賞は手の届くところまで来ている。そろそろダート界での頂点を目指してみてもいいのではないか。