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岡山県高梁市に地方競馬の場外馬券場計画 休止中の温泉施設を利用

http://mainichi.jp/area/okayama/news/m20150303ddlk33020428000c.html
馬券販売会社に「ゆ・ら・ら」売却 高梁市長表明、近く仮契約: 山陽新聞デジタル|さんデジ

 施設の維持が困難となって岡山県高梁市が売却処分を進めている健康増進施設について、札幌市の会社が購入に名乗りを上げていることが明らかになりました。売却が認められれば、地方競馬の場外馬券売り場を併設した温泉施設として運営される見込みです。
高梁市の健康増進施設「朝霧温泉ゆらら」は、おととし1月から休館していますが、維持費がかかることなどから、市では去年8月から売却先の公募を行なっていました。その結果、札幌市に本社を置く「英コーポレーション」が売却先の候補として選ばれました。この会社は場外馬券発売所を運営していて、「ゆらら」では温泉施設とともに地方競馬の場外馬券所を運営することを計画しているということです。

http://www.rnc.co.jp/news/index.asp?mode=1&nwnbr=2015022308

 計画では温浴施設やレストラン、トレーニングルームの営業も再開する。日本中央競馬会(JRA)の馬券販売も視野に入れる。

http://www.sanyonews.jp/article/138007/1/

高梁市岡山市の北西に位置する山間の市。かつて『きびの郷ワンダーランド』というレジャー施設がありましたが、
1996年に廃業。跡地に高梁市が健康増進施設「朝霧温泉ゆ・ら・ら」を2000年にオープンさせましたが、
経営難から休止・再開を繰り返し、昨年大晦日をもって本格的に営業を休止、民間への売却先を探していたようです。
ホッカイドウ競馬岩手競馬の場外運用に実績のある札幌市の「英コーポレーション」が施設改修費用を負担し、
場外と温泉を併設した新たな施設を作る予定で、将来的にはJRAの馬券発売も視野に入れているという。


Google マップ
岡山県内には玉野競輪場児島競艇場があり、それに付随する場外施設もありますが、競馬場外となると初。
かつて岡山市内には岡山競馬場がありましたが50年以上前に廃止になっています。
日本の廃競馬場マップ 中国地方|競馬場レポート
場外を建てるなら岡山市内の方が集客力はあるのでしょうが……。高梁市岡山市からは高速で1時間ほど。
基本的には周辺からの集客見込みで、JRA場外が出来れば県内各地からも来るかもしれません。
温泉と併設する場外が建設されればかなり珍しいものになるので、それを武器にお客を呼び込みたいところ。
『WINS石和』には足湯が設置されていたり、『WINS八幡』には温泉施設が隣接していたりしますが、
完全に温泉施設と同じ建物内に入るとすれば公営競技の中でも初めてになるかも。

 「ゆ・ら・ら」は00年開館し、2度の休館を経て閉館。会計検査院は14年11月、整備改修などで09〜11年度に受けた交付金のうち、6931万円が休館で補助目的を満たさないとして不当と指摘。市は返還に向けた協議を進めている。

http://www.sanyonews.jp/article/136992

記事内にもあるように「ゆ・ら・ら」は幾度となく休止になっています。交付金も返還しないといけないらしい。
また前身の『きびの郷ワンダーランド』時代も含めて考えると集客面ではかなり立地が悪いのでしょう。
そうした立地を考えると経営していくには難しいのではないか? という不安はあります。
そして地元では賛成意見もあるようですが反対意見も少なくないようで、地元議員にもその動きが。
赤字施設の受け皿として立候補した「英コーポレーション」ですが、反対の声が大きくなるようであれば
無理をして計画を推進する必要もない気がします。この手の場外反対運動は競馬ファンとしてウンザリしています。
場外の建設は地元と利害が一致した場合だけでいいのではないでしょうかね。