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2017年度九州産馬限定新馬戦はコウエイユキチャンが制す

競馬 - サラ系2歳新馬 結果 - スポーツナビ
【2歳馬チェック(小倉)】コウエイユキチャン 粘り強い九州男児― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル
17頭立ての新馬戦とあってスタートからゴールまで目まぐるしく展開が変わり、
非常に面白いレースとなりました。結果的には大外枠から二の脚で先行したコウエイユキチャンが勝利。
粘り込みを図るペニテンテスをなんとか差しきったキリシマアスカが2着。
外から追い込んだ3番人気ショウナンタクト、ニコルハイウェイも次走が楽しみです。


コウエイユキチャンは父ストラヴィンスキー母カノヤグッドラック母父フジキセキという血統。
鹿児島県・田原牧場の生産。94年のひまわり賞を制したタハラタイシンの生産牧場です。
田原牧場は九州でも指折りの老舗牧場。近年の生産は多くはなく隔年での生産が続いていましたが、
久しぶりでもJRA新馬勝ち馬を輩出。さすが歴史のある牧場は違いますね。

本日、親父、おふくろの最後の生産馬が小倉新馬戦で優勝しました。祖父から引き継ぎ80年以上続いた田原牧場を数年前に閉じてJRA馬主も引退した親父でしたが、友人に譲渡した我が子と同じか、それ以上に手塩にかけてきた生産馬の末馬の優勝にホッとし、また感慨深いものと思います。私も幼少からずっと牧場の仕事を手伝いながら好きな柔道を続けてきました。その柔道の最初の師匠が親父でした。親父は私に牧場を継げとは1度も言ったことはなかったでした。3代目として後を継がなかった私としては親父、おふくろが二人で1年365日、50年以上にわたり子馬から競走馬へと愛情と情熱で育成してきたことに本当に頭が下がる思いです。 
 私もこれからも柔道指導に気合い入れて頑張ります。
 ちなみに馬名は「コウエイユキチャン」で次は8月26日(土)小倉競馬 ひまわり賞に出走予定です。

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ただ残念なことに田原牧場はこれが最後の生産馬となるようです。
コウエイユキチャンが今後大活躍してくれることを祈るばかりです。


減少し続ける中小牧場 - 田中哲実 | 競馬コラム - netkeiba.com
減少し続ける生産牧場 - 田中哲実 | 競馬コラム - netkeiba.com
ひとつだけ付け加えさせて頂くと、
牧場従事者の高齢化、後継者不足は日本馬産界で問題になっている現象です。
もうだいぶ前からこの問題は提起されてきましたが対策は一向に進んでいません。
JRAの存在意義は「馬の健全な発展を図って馬の改良増殖その他畜産の振興に寄与する」と
競馬法に載っています。法律に書かれているだけの仕事はしてほしいものです。