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第24回 たんぽぽ賞 川崎のトキノノゾミが混戦を制す

レース成績表

無観客競馬初日の佐賀競馬場から吉報が届いた。2月27日に行われた九州産馬限定のJRA交流たんぽぽ賞(3歳、1400メートル)を川崎から遠征したトキノノゾミ(牝、八木喜)が制した。中央馬の出走条件は1勝クラス だが、地方馬はオープン。全国交流の重賞として実施されている。宮崎産の同馬は九州1歳市場でJRAに落札され、宮崎育成牧場で育成。昨年のブリーズアップセールで「トキノ」の冠名で知られる田中準市オーナーに落札された。昨年7月5日に川崎でデビュー戦を快勝。それ以来の勝利が重賞制覇となった。


たんぽぽ賞に南関東所属馬が出走したのは初めて。手綱を取った酒井忍騎手(47)も佐賀競馬場はこのレースが初騎乗だった。「馬も初馬場で初右回り。こんなにうまくいくとは思わなかった。行ってよかった」とニッコリ。前走でブリンカー効果を感じていたため、オーナーからの佐賀行きの話を快諾した。「輸送も平気だったらしいですよ。当日の馬体重も1キロ増。また夏に行くかも」。古馬相手の霧島賞も視野に入る。

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コロナウイルスの影響でこの日から無観客競馬となってしまった佐賀競馬場
観客のいない中で行われたたんぽぽ賞でしたが白熱したレースとなりました。
1番人気に推されたのは近走JRAの芝で5着、4着と好走していたテイエムヤマカゼ。
しかしスタートで出遅れてしまいます。騎手の乗り替わりや初ダートがここで影響してしまったか。
レースを引っ張るのはひまわり賞2着の実績があるローランダー(3番人気)。
ベルウッドコチョウやブンキンタカシマダなどのJRA勢が先行、
それを見ながらトキノノゾミ、好発の佐賀ウィンウィンボルトは控えて5番手を追走。
向こう正面を過ぎてウィンウィンボルトが仕掛けてローランダーに取りつくと少し遅れてトキノノゾミが追い出す。
4角ではこの3頭の争いに。
直線ではインから勢いよくウィンウィンボルトが先頭に飛び出しこのまま押し切るかと思われましたが、
外からトキノノゾミの末脚が炸裂。佐賀競馬場初参戦の酒井忍騎手とともに佐賀初勝利を挙げました。
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「先頭に立つと遊ぶようなところがあるのでゴール寸前に交わしたいと思っていた」という酒井騎手の計算通りのレース内容。
「まだ子供のところがある」とのことで、これからの成長に期待したいものです。


トキノノゾミは2018年九州1歳市場でJRAに購入・育成され、昨年のJRAブリーズアップセールで上場されていました。
JRAデビューかと思いきやダート適性を買われたのか川崎に在籍、デビュー戦を勝利。
前走ガーネットフラワー賞では僅差の3着でした。地元川崎の3歳路線でも頑張ってほしいですね。