座布団が行司にクリーンヒット

九州産馬、佐賀競馬、地方競馬、アビスパ福岡を応援しています

九州産馬 今週の出走予定

3歳はキョウワコクリコ、古馬はカシノランナウェイが出走します。
キョウワコクリコはミヤマキリシマ特別からの休み明け。条件を大きく替えて芝2200mですが合うでしょうか。
カシノランナウェイは1000万下から500万下への降級戦。勝っている条件だけに好走を期待したいところです。


佐賀競馬では2歳戦も始まっています。
1勝すれば小倉のひまわり賞に出走可能になります。九州産馬が勝ち上がってくれるといいのですが。
http://www2.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/DebaTable?k_raceDate=2014%2f06%2f07&k_raceNo=2&k_babaCode=32
http://www2.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/DebaTable?k_raceDate=2014%2f06%2f08&k_raceNo=1&k_babaCode=32
http://www2.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/DebaTable?k_raceDate=2014%2f06%2f08&k_raceNo=2&k_babaCode=32


今年度の九州産2歳馬一覧できました。
九州産2歳馬一覧 (2012年産馬) - 座布団が行司にクリーンヒット
twitterはじめました。
https://twitter.com/kyushusanba

園田FCスプリントにエスワンプリンスが遠征予定

緑に囲まれたレジャー施設:佐賀競馬(さがけいば)|佐賀県鳥栖市
スーパースプリントシリーズ2014【トップページ】
スーパースプリントシリーズの近畿・四国・九州トライアルである園田FCスプリントにエスワンプリンスが遠征予定。
地元では適鞍が少ないため最近はあまり出走していません。820mでどのような走りを見せるか楽しみです。
勝てば習志野きらっとスプリントへの優先出走権が与えられます。補欠として佐賀からタカノアラエビスも登録。

ホッカイドウ競馬 2013年度は1億7753万円の黒字

http://mainichi.jp/select/news/20140605k0000e020237000c.html

I-PATの影響だけでなくホッカイドウ競馬では競馬場や場外でJRAの馬券を発売する「J-PLACE」により得られる手数料収入も大きいようです。ホッカイドウ競馬は特にJ-PLACEが多い組合で、ほとんどの場外で購入が可能。将来的には札幌競馬場を借りての開催復活も計画されているらしい。

http://d.hatena.ne.jp/wao_o/20131115/p5

20年以上赤字が続いていたわけですからね。しかも一気に1億7千万円もの黒字が出せるとは。
また将来的な札幌開催の復活や、「配当の高い新規馬券」の発売も計画中だとか。
ホッカイドウ競馬重勝式馬券を発売していないので五重勝か七重勝、あるいはトリプル馬単などを導入するのかも。
4億近くあった累積赤字が一気に縮小されましたし、赤字が消滅するのも間近でしょうね。
以前も書いたようにI-PATやJ-PLACE効果が大きくJRAさまさまですが、JRAとしてもJ-PLACEが全国各地に
増えたことで売り上げは伸びているはず。右肩下がりだったJRAの売り上げはここ2年ほど回復していますし、
今年に入ってからG1の売り上げは軒並み前年度に比べて伸びています(日本ダービーは微減だったようだが)。
http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2013/12/24/kiji/K20131224007259190.html
http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2014/05/26/kiji/K20140526008233870.html
これは少なからずJ-PLACEの効果もあると思うのですけどね。

ヨーロッパでの短距離レース拡充が提案される

ヨーロッパ・パターン競走委員会、短距離レースの充実を提案(国際)[開催・運営] - 海外競馬ニュース(2014/06/05)【開催・運営】 | 公益財団法人 ジャパン・スタッドブック・インターナショナル
欧州では3歳限定の短距離戦、短距離のグレードレース自体が少ないと指摘されている。
世界の短距離界を見てみると香港やオーストラリアが抜けてレベルが高いような感じですからねぇ。
代わりに欧州は中長距離レースが充実していて住み分けは出来ていたと思うのですが、
短距離レースの増加でどこまでレベルアップできるでしょうかね。

中国へ輸出されるサラブレッドのほとんどは血統登録されていないらしい

今週の『競馬ブック』には香港競馬に詳しい土屋真光氏による「アジア競馬会議レポート」が掲載されていた。
様々な話題が載っていたが詳しくは見ていただければ。個人的に気になった部分はこのタイトルの件。
よく考えてみるとそりゃそうだ、中国政府は公式には賭け事としての競馬開催を認めていないからだ。
中国政府が日本政府に競馬場建設協力を働きかけ - 座布団が行司にクリーンヒット
北京郊外で育つ優駿―中国を競馬の中心地に - WSJ
公式ではないが中国でも競馬自体は行われている。「速度競馬」「比べ馬」は現地ではピーサイ(比賽)と呼ばれ、
スポンサーなどもついて賑わい、勝ち馬のオーナーには賞金もつくという。ただ、本格的な競馬ではないため
当然のことながら賞金も安いし開催数も少ない。お金持ちの人がステータスとして馬を所有する側面があるようだ。
しかしこれら競走は私設のものであるため、血統登録の必要など当然ない。


それに対してJRAの代表が「血統登録した方がいいよ」的な働きかけを会議内で行ったそうだ。
日本はかつて明治から大正にかけてオーストラリアからサラブレッドを輸入し、改良を行おうとしたことがあった。
輸入された血統の馬は競馬でも非常に強く内国産馬を圧倒したため、主要なレースに出走できなくなったりもした。
いわゆる「豪サラ」だ。この時代はまだ日本国内に公式な血統登録制度がなかったため特に問題は起きなかったが、
昭和以降は国際的にサラブレッドが正式に定義され、血統不詳の馬は「サラ系」と呼ばれるようになった。
当初は「豪サラ」やその血を引く馬たちが強い時代が続いたが、時代が下るにつれて国内全体のレベル上昇とともに
「豪サラ」の血が特別でなくなってくると、「サラ系」とされて逆に評価を低くしてしまった歴史がある。
豪サラ - Wikipedia


JRAはつまり中国にも同様の過ちを犯してほしくないと言っているわけだ。今は特に必要ではない血統登録でも、
将来的に中国が競馬を解禁した折、それ以前に輸入された馬たちは「サラ系」に分類される可能性が高い。
どんなに優秀な能力を持っていてもかつての日本のようなことが起きないとも限らない。
中国は世界各国からサラブレッドを輸入しその頭数は年々伸びている。
日本のセールにも中国人バイヤーが来日して高額馬を落札していっているが、
その中に良血馬がいたとしても血統登録していなければ競馬の世界から見ればただの「馬」でしかない。
……そうは言っても国が競馬を認めておらず一部の裕福なオーナーが楽しみで馬を走らせている現状では
よほど特異な人でなければ血統登録はなされないだろう。香港でなら可能なのだろうか?
手っ取り早いのは中国政府が競馬開催を公式に認めることだが、それも今のところ不透明。
世界から集められた良血馬たちはこのまま「サラ系」になってしまう運命なのだろうか。


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走行妨害の降着基準を「カテゴリー2」から「カテゴリー1」に変更 - 座布団が行司にクリーンヒット

モンジュー産駒リリエンタールがフランスに移籍

ロケットダイヴが種牡馬入り前提でのフランス移籍か - 座布団が行司にクリーンヒット
競馬ブック』の登録抹消馬一覧より。母はイタリアG1勝ち馬、父は凱旋門賞モンジューという良血。
先日、角居厩舎のキングマンボ産駒のロケットダイヴが種牡馬入り前提でフランスに移籍すると書きましたが、
こちらは藤沢和雄厩舎で、オーナーは同じ山本英俊氏です。生産牧場のアイルランド「T. Yoshida」はおそらく
吉田照哉氏のことではないかと思います、たぶん。アイルランドにも生産拠点をお持ちなのですね。
この血統ならばロケットダイヴと同様に種牡馬入りが目標の移籍なのではないだろうか。