思い返せば、福岡ダイエーホークスはこれまで色々なことがありました。
私が物心ついた頃には既に福岡に球団がありました。それがダイエーホークス。
生まれて初めて野球の試合を見に行ったのは、忘れもしない広島カープとのオープン戦。平和台球場。
試合なんてよくわからず、ただ球場の雰囲気に圧倒され、物珍しい球場に憧れを覚えました。
父がサインボールを買ってきてくれるというので、私はブーマーのサインボールをねだりました。
しかし父が買ってきたのは岸川のサインボール。兄には湯上谷のサインボール。
岸川って誰？な状態だった私はブーマーのが欲しいと駄々をこね、父に叱られ、泣きました。
でも、それ以来岸川ファンになった私は彼を応援し続けました。巨人に行った時は
本気で悲しい気持ちになったものです。今も岸川選手のサインボールは大切に保管しています。
そうこうしてる間に試合終了。珍しくホークスが勝ち、引き上げるカープの選手達に
周りの人たちのヤジにつられて私も何か叫んだ記憶があります。たぶんウンコー！とかそんなの。
あれから数十年。今や平和台球場は無く、福岡ドームに応援に行く日々です。
以前、日記で「ファンはダイエーファンと呼ばれると癪、ホークスファンと呼んでほしいという声が多い」
というようなことを書きました。ちなみに私はそうでもなかったんですけどね。
相変わらずの天邪鬼体質でそういう声があるたびにダイエーの擁護してましたし。
ファンは本当にダイエーには愛想をつかしてました。ケチのつき始めは工藤放出あたりからでしょうか。
工藤に対し「観客が入らない」だの散々文句言った挙句給料を出し渋り、工藤はFA。
ファンは署名活動までして工藤選手を引き留めようとしましたが、結局去っていってしまいました。
その後も武田、下柳・・あたりはまだ良いとしましょう。ごめん、武田。シモ。
ダイエーファンのほとんどがホークスファンになってしまったのは、やはり小久保選手の
無償トレード事件でしょう。皆呆れ返ったんですよここで。私も。
で、高塚氏の逮捕やら産業再生機構入りやらで結局球団を放出することに。
200億円ってのも安いもんなんですよ。買い叩かれてます。虚しいですね。
でも…ダイエーには感謝しています。福岡で球団を経営して、今までやってきてくれた。
優勝、日本一までさせてくれた。ダイエーホークスファンでよかったです。
