JRAからユメノセテコウユー産駒がいなくなる

3歳のユメノセテハバタケ（未勝利）とユメノセテライズ（未出走）が相次いで登録抹消。どちらも青森産馬。
これでJRAからユメノセテコウユー産駒がいなくなりました。･･･まぁこれから2歳馬も控えていますし、
というか2歳馬が入厩するためにこの２頭が抹消になったのかもしれません。地方で走ることになればいいけど。

改めてユメノセテコウユー産駒の2歳を紹介しておきましょうか。
九州産2歳馬一覧 その２ - 座布団が行司にクリーンヒット
馬名未決定 及び所属未定馬 - 座布団が行司にクリーンヒット
父ユメノセテコウユー母スプリームドリーム（母父トニービン）

• • 牝系はなかなか優秀で、スプリームドリームの母ダイナシュガーは産駒に重賞馬を2頭（ムッシュシェクル、シクレノンシェリフ）輩出している。そんな祖母が社台ファーム、母がノーザンファーム生産で、それぞれノーザンテースト、トニービンと種付けされてきていることからかなり期待されている牝系だと分かる。そんな牝系にユメノセテコウユー･･･まさに夢が広がる配合と言える。

父ユメノセテコウユー母ドリームチェニル（母父トモエアレックス）

• • 以前も紹介したが、母父トモエアレックス（Allegedの直仔）も良血だがかなりのマイナー種牡馬。この配合で活躍すれば･･･マニアには垂涎ものだろう（笑）

いずれも生産は長谷地義正氏（ユメノセテコウユーの繋養されている牧場）の生産馬です。
毎年2頭ずつくらい産駒がデビューしており、今年が3世代目。そろそろ結果を出さないといけないのですが･･･。
とはいえ毎年2頭の中から活躍馬、JRAで勝利を上げる馬が出てくることは非常に大変だと思います。
それでも血統面での貴重性、種牡馬としての資質はあると信じています。マンノウォー系を絶やしてほしくない。
九州産馬が青森の地で仔を羽ばたかせることを祈っております。

ついでに今年の1歳馬2頭も紹介しておきましょうか。
父ユメノセテコウユー母ナンゴウメグミ（母父ウォーニング）　生産…青森・中山雅信

• • なんとマンノウォー系同士の配合という非常にもったいないというか豪華な組み合わせ。父系でノウンファクトの３×３のクロスって……ありえねぇ（笑）。さらに牝系を遡るとテンモンがいるという日本古来の血も併せ持つ。

父ユメノセテコウユー母ユウミロク（母父カツラノハイセイコ）生産…青森・塚尾勝安

• • 知る人ぞ知る名繁殖牝馬ユウミロクがついにユメノセテコウユーの仔を産んだ。ユウセンショウのように重賞勝ちも期待したいけど、本領が発揮されるのは障害に上がってからかもしれないなぁ。

2005年度の産駒はいずれも長谷地義正氏の生産ではありません。長谷地氏は去年生産をしていないようですが、
まさかやめたのかな……いや、復活してくれることを祈りましょう。ご自身は生産されなくてもユメノセテコウユーの
種付けは集めていらっしゃる、その心意気、根性。頭が下がります。しかも楽しみな馬ばかり。ワクワクするなぁ。