座布団が行司にクリーンヒット

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控除率の引き下げで「元返し」が無くなる?

昨日書いたJRAが控除率引き下げか - 座布団が行司にクリーンヒットの続きのようなもんです。
今回の競馬法改正はあくまで「控除率JRAの判断で引き下げが可能になる」だけで、改正されたからといって
すぐに引き下げが行われるかというと、微妙か。地方競馬との兼ね合いもあるでしょうし、実現しない可能性も。
実現するかしないかは置いといて、仮に実現したとしたらどのような「サービス」が行われるかというと…

(前略)
具体的に、どんなファンサービスが可能なのか。改革の第1弾は「100円元返しの廃止」である。
100円を賭けたが、オッズが1・0倍。的中しても「100円元返し」。
JRAは100円払って涼しい顔だった。お客さんだけがリスクを負う。
これまで国の意向で、こんな理不尽なことがまかり通っていた。JRAは今度の改正で
「1・0倍でも的中馬券の払い戻しは110円」とあらためる意向だ。JRAの負担は
かなり大きなものになりそうだが、主催者とファンがリスクを共にするのがばくち道だ。
これで、どんなことが起こるか?競馬の金融商品化が起こるだろう。
ディープインパクト級の「絶対負けない馬」に1000万円賭ける。
5分もたたないうちに1000万円が1100万円。
競馬と言う金融商品は「史上最高の利回り」になる。
もちろん絶対はないが「究極の銀行レース」が生まれるのだ。
聞くところによるとJRAは「ファン感謝レース」も考えているようだ。
たとえば国民総参加のダービー、有馬記念を特別の感謝レースとして控除率を引き下げる。
これは経営判断が難しいところだが…。前回、当欄で「端数切り捨て」に関して異議を唱えたが、
本来、ファンのものである端数切り捨て金78億円(昨年)*1
「払い戻し上乗せ原資」に使ったら…法改正でファンの夢は膨らむではないか。

http://www.sponichi.co.jp/gamble/column/okera/KFullNormal20070307027.html

なんと元返しがなくなるというのだ。1000万じゃなくとも、100万賭ければ10万は取り戻せる。
ディープインパクトがいた頃に存在したら、ものすごいことになっていただろうなぁ。
普通は元返しなんて滅多にありえないし、仮に1.0倍の馬が負ければ他の馬券を買っていた人が喜ぶだけ。
(まさか暴動が起こったりはしないと思うが……)
下段の「ファン感謝レース」というのも斬新だ。そのレースだけしか買わない人が増えても困るが…。
仮にこういった馬券の販売を行えるようになったら、ああ、ファンは増えるかもしれないな。
だってすげぇ面白そうだもん。