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岩手競馬廃止危機から一転…修正案可決で廃止を免れ…てもいないみたい

http://www.daily.co.jp/newsflash/2007/03/20/0000275373.shtml
http://iko-tihoukeiba.com/index.php?e=1094
先日の岩手競馬融資案否決によって廃止がほぼ決定したかと思われていましたが、急展開を見せました。
臨時議会において一時は岩手競馬廃止に向けた議案が提出されましたが、存続を望む県議が修正案を提出。
盛岡市奥州市が負担を分け合う形の案が可決されました。ひとまずは競馬場廃止を免れた形となりました。


しかし、喜んでばかりはいられません。すぐ後に今度は岩手県知事選挙が控えているからです。
この知事選には「競馬場廃止」を公約に掲げる3人の候補と、「存続」が公約の2人の候補がぶつかります。
http://hippodromes.blog52.fc2.com/blog-entry-366.html
具体的に言えば、民主党会派で競馬場存続派の増田知事(現在)の後釜の達増拓也氏が受け継ぐ形で、
さらに昨日出馬を表明したザ・グレート・サスケ氏(民主党会派)が競馬場存続を公約に掲げています。
サスケ氏の立候補には賛否両論あって、無党派層の票が集まるのではないかという期待感と、競馬場存続を求める
票が分かれてしまうのではないかという懸念があります。しかも元々同じ会派ですから、その票すら
分裂してしまうかもしれないと。存続派にとっては「余計な立候補だ」という意見もあるようで(苦笑)
一方で廃止派も3人候補がいますが、恐らくは自民党の推薦を受ける柳村純一氏がもっとも票を
伸ばすのではないかと言われています。特にこの方、無条件で廃止を主張していますから、
もし当選すれば、公約を直ちに実行してしまう恐れがあるわけです。
……そう考えると今回の修正案可決で簡単に安心はできないということです。
まぁ選挙に関しては他にも色々な政策、マニフェストが出るでしょうから、競馬の存廃にばかりに
焦点が集まるとも限りません。かなり大きな話題であることは間違いありませんが…。
また仮に存続派が当選したとしても、来年度以降も赤字が続けば廃止の機運は一層高まるばかりなのです。


つまり、岩手競馬が黒字になるほかないというわけです。今まで以上に死力を尽くして改革を行ってほしい。
関連:岩手競馬の現状と今後 : ぴぴすけの馬主日記