「超個人的」オススメ九州産2歳馬 - 座布団が行司にクリーンヒット
こちらも毎年恒例の私個人がオススメする九州産をいくつかご紹介するコーナー。
昨年はコウエイハートをしっかり指名していましたし好成績が続いています。
今回は色々と前置きは省いて（昨年の分で出尽くした感もありますし）さっさと紹介に行きますか。
前評判が高い馬
昨年はフォーシーズンゴーなど、一般のPOG本などの情報で評価されている馬。
ネオスペチアーレ
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短評 09年ブリーズアップセールで1000万円で落札。栗東入り後、評価は上がる一方だ。
備考 根岸助手「九州産と言われなければ分からないくらいの堂々たる馬っぷり。
乗り味がいいし、バネがすごい。気性も素直」
JRAブリーズアップセールで「ゲイリーアミューズの０７」が1,103万円で落札される - 座布団が行司にクリーンヒット
個人的には不安な点も多かった。↑で書いたような心配を管理する野中調教師も当初は抱いていたようだ。
「九州産で1000万？」と（笑）。しかし実際に馬を目の当たりにすると評価は一変、九州産の枠を超えた活躍が
できるのではないかと言う。美野真一氏もPOG本で名前を出して褒めていたように前評判は高い。
小倉ではなくその前の阪神開催でデビューさせようとするのも評価の表れ、その意気込みも買いたい。
伊東政清牧場勢
近年における伊東牧場の勢いは留まることを知らない。この流れに乗るなら今か。
コウエイマドンナ
コウエイロマンやコウエイトライの下。POG本でも紹介されていた期待馬。500kgを超える雄大な馬体だが
ハミ受けなど覚えるのに時間がかかりそうだとも。小倉デビュー予定だが父がパラダイスクリークだし
ひまわり賞が無理でも年が明けてからのクラシック戦線で、あるいはコウエイトライのようにゆくゆくは障害に？
母ダンツビューティは流産や不受胎でここ２年は仔が出せていないが、いい意味で準備期間になったかも。
コウエイマーチ
コウエイロマンの仔はこれまでなかなか結果を出せずにいるが、そろそろ順番が回ってきてもいい頃か。
父フジキセキならばクラシック路線で文句は無い。調教も動いている。
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テイエム牧場勢
http://tomozoukun1.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=2821570
http://tomozoukun1.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=2824939
昨年こそパッとしなかったが、数年前には新馬戦で３着まで独占したテイエム勢はやはり侮れない。今年は特に
テイエムオペラオー産駒だけでないメンバーを揃えて来たのがむしろ恐ろしい。「九州産馬が全体的に仕上がり状態
も良く期待できそうです。それは、今年から調教方法を変えたのが良い方向に行ってくれたからです。」とのこと。
テイエムヨカゲナ
テイエムチュラサンの全弟、ということはタイキシャトル産駒。早くから竹園氏が某紙で絶賛していた馬で
チュラサンも手がけた小島貞博調教師は「チュラサンより能力は上」と言っているとのこと。
九州トレーニングセール購買馬
■「九州トレーニングセール2009(2歳)」結果（種牡馬名順、28頭） 2009年5月8日(金)開催
九州トレーニングセールで購入された馬。過去にはサイレントビートやクリノダイシスなど。
クリノダイシスはトップタイムを叩き出し評価されたが、サイレントビートのタイムはそこまで速いものではなく
血統的にも地味だった。中にはセリで馬主・関係者の相馬眼に叶った馬もいるわけで、それに乗っかろうと。
クリノキンバリー
九州トレーニングセール最速走破タイム保持馬。同じく全兄クリノダイシス（たんぽぽ賞馬）も最高タイムだった。
スーパーショット
「サンライズ」の松岡隆雄氏が購入し、あえて冠名をつけなかった馬。半兄にサンタナイトやハーバーブリッジ。
タイム自体は速い方ではなかったのだがセリでの最高価格、松岡氏に託してみるか。
http://weblog.hochi.co.jp/pog/2009/07/post-d952.html
順調に調教を消化しているようだ。
バイオレットカラーの07
こちらもそこまで速いタイムではなく、サイレントハンター産駒で牝系も地味。しかし300万円超で購買された。
多くの名馬を見てきた山下牧場長の目を信じ、サイレントビートと同例と考えてみた。
カシノファルコン
タイムは速い。母は地方１勝止まりだが、祖母フェスタデルドンナは仔が７頭デビューして５頭が勝ちあがるという
かなり堅実な繁殖牝馬。それもそのはず良血の牝系で、半妹がブルーリッジリバーである。意外な穴馬か？
カノヤピュー
神田薫氏がセール２番目の高値で落札。芝がダメなら母父アサティス伯父スナークレイアースの血からダートでも。
栗東の坂路では水準以上の時計を連発しているようだ。
http://club-keiba-special.seesaa.net/article/122480144.html
カノヤウルフ
全兄アクセルボーイが中央ダートで勝ち上がっており、神田薫氏が315万円で落札。佐賀・古賀光範厩舎に入った。
この価格帯で地方に？とも思ったが、タイム自体は遅い方でありまずは地方で試運転かなと。
インタレスティング
ミッキーコマンドの全妹、半兄アイティースワロー。ダンディコマンドをあえてまたつけてミッキーコマンドの
全妹弟を生み出した生産者の田上さんが素敵。いまだに入厩情報が入っていない点だけは気がかり。
ウチケンドリーム
セールでカコイーシーズ産駒を購入した「コウユー」の加治屋康雄氏、実はずっとこっちがお目当てだったらしい。
競り合って内田健一氏がセール３番目タイの価格378万円で購入。村山光弘牧場の期待もかかる。
その他
さらに個人的に気になった馬名を。
パリスドール
半兄にマッチメイトやメッサーシュミット。メッサーシュミットは現段階の成績からすれば超早熟だったように
見えますが（それでもひまわり賞勝ち）マッチメイトは古馬になってからも走っているので配合次第なんでしょう。
父がサイレントハンターに代わったことでどういった仔になるかなあ。
ジーエスミステリー
荒尾で連勝・連続連対記録を作ったキサスキサスキサスの初仔。九州セールで購入されてからは一時は
チェスナットファームにいたり北海道のセリで上場されたり。結局、九州セールで購入した地方馬主・佐藤由佳氏が
そのまま所有することになったようで、恐らく地方デビューかと。母の能力が仔に伝わっていてほしい。
カシノピストン
昨年の九州セール（１歳）にて最高価格231万円で落札された。母はこれまでこれといった活躍馬は出していないが
祖母ココパシオンが良繁殖牝馬でデビューした仔の６頭中５頭が中央で勝ち上がるというハイアベレージで、
うち１頭はココナッツパンチという活躍馬を出した。……フサイチエメロードだけが落ちこぼれかもしれないが
血統はウソをつかないし、繁殖に上がって成功してほしい。
カシノストライカー
母カシノリファールは言わずと知れた海外から持ち込みの九州産。超早熟で新馬、ダリア賞と連勝した。産駒の
中央勝利はこれまでカシノハーバー１勝のみだがそろそろひまわり賞馬が出てきてくれても。父Stravinskyに注目。
カシノロケット
一般馬相手の併せ馬でも遜色ない動きをすると評判。
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キリシマワールド
土屋牧場は少ない生産馬の中から中央で頑張れる馬を輩出する。現役のキリシマノホシのほかキリシマスピードや、
キリシマハンター（注：ハンターキリシマではない）はサイレントハンター産駒中央初勝利一歩手前まで行った。
母を繁殖牝馬セールで購入し九州で産ませた持込馬で未知数ではあるが、名門・橋口弘次郎厩舎で何かと怖い。
祖母スウィートステップの出した仔は中央での勝ち上がり率が高く、その血が受け継がれていれば。
ホーミングビート
半兄サイレントビートの檄走は昨年個人的に大きな衝撃だったが、２年連続はあり得るのだろうか？
ハンターキリシマの下ココロクバリが父ダンツシアトルで今のところコケている所を見ているから少々不安。
スズノブレイヴ
半兄スズノクロヒョー。血統には「スズノ」の冠名が並ぶ。兄が脚元が弱く無事に走れなかった分頑張ってほしい。
ストリーム
青森産のユメノセテコウユー産駒。既に盛岡でJRA認定新馬戦を勝っちゃってます。目指すは札幌の２歳OP？
岩手の認定新馬戦 ユメノセテコウユー産駒ストリームが初勝利 - 座布団が行司にクリーンヒット
（当コーナーは今後漸次更新していく予定です）
