座布団が行司にクリーンヒット

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カシノヨウスケが第13回霧島賞を制す

web Furlong 2009【レースハイライト】第13回霧島賞
http://www.araokeiba.com/race/koba/kirishima/2009/
実に強い勝ち方でした。吉田隆二騎手がインタビューで「本来なら早仕掛け」と笑いながら話していましたが、
この馬の能力を信じて仕掛けたことがレコード樹立に繋がったと言えるでしょう。キングプログレスが持っていた
荒尾競馬場の1500m1.34.0をコンマ1秒更新しました。中央のダートでは速いペースに向いていない様子で
大敗を繰り返していましたが、去年今年と荒尾・佐賀で走って非常に安定した成績を残しています。地方の深い砂、
および落ち着くペースがこの馬にとっては合っているのでしょう。今後は引き続き中央で走り続けることになると
思いますが2着のテイエムヨカドーを負かした実力はあるわけですし、この勝利が今後の糧になってほしいですね。
そのテイエムヨカドーはむしろ中央の速いペース向きで、さらにこれまでの成績からしてベスト距離は1200m。
そして3勝のうち2勝が新潟左回りということを考えても勝ち馬とはコース適正の差があったかもしれません。
3着地元のテイエムジカッドは連覇とはなりませんでしたがディフェンディングチャンピオンとして地元代表として
意地を見せました。今回はさすがに展開が向きませんでしたね。勝ち馬の競馬を褒めるべきでしょう。
4着メッサーシュミットはよく健闘した方でしょう。2歳時に挑戦した兵庫ジュニアグランプリでは散々な結果で
ダートは向いていないと思っていましたが「以前よりパワーがついてきた」という陣営のコメント通りだったかな。
前走復帰戦となったマレーシアCでも別定57kg芝1200mで1.4秒差なら悪くない内容でしたし、まだまだやれるはず。
1番人気に推されていたスズノクロヒョー、去年は出遅れて競馬にならず今年は逃げ潰れてしまいました。なかなか
上手くいかないものです。ここ1年ほど脚元の不安などもあって長期休養が多く佐賀・荒尾でしか走っていませが、
とりあえず中央での走りも見てみたい。今年の上位馬はどれも4歳と5歳ですから今後の成長力にも期待です。
6着佐賀のカミノチカラもトライアルで見せた走りは見事でした。これからも地元A級で非常に楽しみな存在です。