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マカニビスティーのJDD出走不可規定は変わらず

http://hochi.yomiuri.co.jp/horserace/news/20100615-OHT1T00002.htm
レンタル移籍の東京ダービー馬 ダート路線の空白を晒す: 競馬ブログ オケラセラ
カネヒキリの復帰戦が二転三転 出走資格変更で帝王賞出走可に - 座布団が行司にクリーンヒット
この件に関しては矢作調教師の観測気球というか、あえて大井の反応を見るような動きに批判もあったようですが、
私から言わせれば先のカネヒキリの件で簡単にルール変更してしまった大井がそもそもは悪い。あのルール変更で
「ちょっと働きかければ大井はまたルール変更するかもしれない」という付け入る隙を与えてしまったわけですから。
カネヒキリの際に大井の開催執務委員長はこのようにコメントしています。

【塚田修 開催執務委員長コメント】
 「東京シティ競馬では、「強い馬、レベルの高い馬」によるクオリティの高いレースを提供することが、競馬ファンに対する使命であると認識しています。「休養期間が1年以上」の馬が、欠格事項に該当することについては、かねてから懸案としていた事項でありましたが、この度、関係機関とも調整を図った結果、見直しに踏み切りました。

http://www.tokyocitykeiba.com/news/news.php?id=1829

どちらも立場は違えど『「強い馬、レベルの高い馬」によるクオリティの高いレースを提供すること』という意味では
同じことではないのでしょうか。マカニビスティーは実績は十分ですし、出走すればクオリティの高いレースに
繋がるのは間違いないでしょう。カネヒキリの出走はOKでマカニビスティーがダメだという理由がよく分からない。
…と言っても大体想像はつきますが、恐らく中央→地方→中央のレンタル制度のような移籍に関しては許しがたいと
いうことなのでしょう。JRAクラシック戦線の時期、ダート路線に関してはあまりにも整理されておらず不十分なので
今後もこのような一時的な移籍が増えるかもしれず、それを抑えるためにも今回の規定は覆したくなかったと。
これはJRAの3歳ダート路線の不完全さも原因の一つではあります。それはまた別に語るとして・・・。
カネヒキリの際も「大井のために、得になるように」という点では確かに一致してはいますが、前にも書いたように
その度に朝令暮改ダブルスタンダードを繰り返していいのかと。結果としてカネヒキリの出走で補欠第1位だった
シルクメビウスは出走できなくなり、非常に悔しい思いをした一口の人も知り合いにいます。ルール、規定というのは
一度制定されれば厳格に守られなければならないし、そこで損得が生じることもあります。いちいち損得だけで
判断して毎回のように変更していては「決まり事」の意味を失ってしまいます。大井がまた、今回の件が
ちょっとした売り上げのためにほいほい規定を変えてしまったように見えて、非常にこすっからいというか……。
地方競馬の雄として他競馬場にも影響を与えるわけですから、やはりその辺のことはしっかりと守ってほしかった。
「この交流重賞の売り上げに競馬場の運命がかかっている」というような競馬場ならまだ分かるのですけどね…。
http://www.daily.co.jp/horse/2010/06/24/0003124033.shtml
カニビスティープロキオンSに向かう予定ですが米国G1から招待されてもいるようですし、カネヒキリは復帰戦を
無事2着で終えられて、それはそれでよかった。これからも人間のイザコザのせいで不幸になるような馬ができる限り
出てこないよう務めてほしい。その為の決まりごとが競馬組合の規定なのですがら、常に公平であってほしいですね。