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中央勢を破りテイエムヨカドーが重賞初V/荒尾・霧島賞 | 競馬ニュース - netkeiba.com
web Furlong 2010【レースハイライト】第14回霧島賞
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【霧島賞】テイエムヨカドー優勝 Ｂｅｓｔ Ｐｌａｙ！鷹馬日記/ウェブリブログ
過去３回の挑戦で３着、３着、２着と勝ち切れない競馬が続いていたテイエムヨカドーが、ついに勝ちました。
中央馬、地元佐賀・荒尾の馬が勝利したことはありましたが、他地区馬が霧島賞を制したのはこれが初めてです。
森泰斗騎手、渋谷信博調教師ともに重賞初勝利。南関東移籍後、交流重賞でも何度も好走を続けていた馬だけに
ここは負けられないところだったでしょう。今回は特に森騎手の好騎乗が光ったレースだったと思います。
この日は朝から強烈な日差しが照りつけカラカラの良馬場。前残りが多く、後方からの馬がよく差し損ねていました。
ヨカドーは前へ行く競馬もできる馬ですが、ここのところ近走はずっと後方からの競馬が多く今回も控えるかと
思われた矢先、メッサーシュミットがハナに立ちその２番手でレースを進めました。向正面でコウユーヒーローが
マクって追い上げたものの結局前にいたテイエムヨカドーと脚色が同じくらいになり、同じく前に行っていた
メッサーシュミットも３着に粘ったところを見ると、明らかに作戦勝ちと言えるでしょう。道中も色々と考えて
騎乗されていたみたいですからね。逆にコウユーヒーローはマクリにかける自分の競馬をしてはいるのですが
大外枠ということもあってか常に馬群の外外を回らざるをえず、よく追い込みはしたものの不発に終わりました。
もっとスムーズな競馬ができていれば３馬身差どころか勝ち馬に肉薄していたと思われます。直前に古馬混合の
1000万下で３着に好走した実力で１番人気に推されただけの実力の一部は垣間見せたと思います。
メッサーシュミットの幸英明騎手もまんまと逃げ粘った好騎乗でした。今後はダートで…とまでは言い切れないが。
４着カシノグローブは終止内々を回ってロスの少ない競馬、ジリジリと伸びてはいますが、上位馬が強かった。
５着スズノブレイヴ以下が続くが、道中は上位馬の流れについて行けなくなっていた。これが実力差、適正の差か。
森泰斗騎手はデビューした足利、宇都宮と次々に廃止の憂き目に遭い、船橋に移籍してきました。
色々と苦労されてきたと思います。念願の重賞初勝利がはるか遠く九州の地でというのも何かの縁というもの、
テイエムヨカドーとともに毎年でもいいので霧島賞に来てほしいですね。この勝利をきっかけに、善戦止まりの
現状から脱却し、南関東重賞だけでなく交流重賞も勝ってほしいと思います。それができる力があると思います。
そして２着に敗れはしたものの、まだ３歳の身でありながら古馬実績馬相手にいい競馬をしたコウユーヒーローも
これからが楽しみです。いつか自力でオープンまで勝ち上がり、どこかの交流重賞で再対決してほしいですね。
