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中国政府が日本政府に競馬場建設協力を働きかけ

競馬場創設、中国が検討 日本、ノウハウ提供も :日本経済新聞
中国政府関係者が日高の牧場を視察 - 座布団が行司にクリーンヒット
中国・海南島で競馬を含めた公営ギャンブル研究 - 座布団が行司にクリーンヒット
これまで中国国内で競馬場を建設する動きは民間レベルから政府間レベルまで様々に取り沙汰されて、実際に建設が
始まり完成している例もあるようですが、中国政府がまだ国内でのギャンブルを認めていないこともあって、
賭け事として正式に運用されるまでには至っていません。今回も政府が動いてはいても状況によっては
流れてしまう可能性はあります。しかし民間での競走馬輸出に関してはかなり具体的な形ができつつあります。
http://www.keibabook.co.jp/homepage/topics/topicsinfo_new.aspx?subsystem=0&kind=0&category=00&filename=KON20495
中国人バイヤーが購買した馬が移動 | 馬産地ニュース | 競走馬のふるさと案内所
国産競走馬、中国人の買い付けが急増 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

中国人による買い付けがゼロ頭だった前年と比べると大きく伸びている。これらの競走馬は種馬飼育場から販売された。関係者によると、ある中国人は3月に50頭、10月に28頭を購入した。また、別の中国人ビジネスマンも前月、18頭を合計4700万円で買い付けたという。
北海道の日高軽種馬農業協同組合(Hidaka Horse Breeders Association)の関係者によると、中国の富裕層の間でプライベート競馬がステータスシンボルになっており、友人に競走馬を見せて自慢し、私有地で競馬を楽しんでいるのだという。
 同農協関係者は、馬を買ってくれる中国の顧客には感謝の気持ちがある一方、日本国内の競馬に出場して勝利し、血統の価値を上げる機会が無くなるのは残念だと、複雑な気持ちを語った。
 中国では2008年から競馬が許可されたが、賭博として競馬を行うことは禁じられている。しかし、ドバイのメイダン(Meydan)と上海レースクラブ(Shanghai Race Club)が40億ドル(約3300億円)をかけて建設中の天津ホース・シティ(Tianjin Horse City)など、賭博解禁を期待するデベロッパーによって中国国内の複数の都市で競馬場の建設が着手されている。(c)AFP

☆ 中国へサラブレットを輸出 ☆: 函館日中友好協会
http://www.bookfull.jp/blog/?p=4796
http://www.bookfull.jp/blog/?p=4799
日本国内の生産界では中国向け輸出の体制作りに着手しており、ビジネスチャンスを逃すまいと動いている。
中国実業家がオータムセールで18頭落札 - 座布団が行司にクリーンヒット
一方で↑でも書いたが、日本国内の競馬に出走しないという点については生産者の間でも懸念はあるようだ。
中国国内で賭博が禁止されていてもドバイ方式で世界的競馬が行われる例もある。イランはそれを目指している。
イランに競馬場などを含む大規模レジャー施設建設計画 - 座布団が行司にクリーンヒット
もし中国への輸出が安定して行われるようになれば、生産界にとって新しい販路の確立となり活性化するだろうが
現段階では今後も中国の購買の勢いが続くかは不安定に見える。結局は中国政府が今後どのような決定を下すかに
かかっているのだろう。およそ10年ほど前、北海牧場がどこよりも先駆けて中国競馬に投資、北京龍頭牧場などを
建設して生産拠点としていたが、中国政府の方針転換で北京競馬場は廃場。北海牧場もその影響もあってか
現在ではダーレーに買収されてしまった。北京龍頭牧場が現在も続いているかどうか分からないが、
取らぬ狸の皮算用で事業だけ進めていって、後ではしごを外されるような事態にならなければいいけど。


余談だが『競馬ブック』の特集によると、現在中国で行われている「速度競馬」「比べ馬」は現地では
ピーサイ(比賽)と呼ばれ、スポンサーなどもついて賑わっているとか。優勝賞金は張氏が参加している
レースに関しては1着馬主に360万円程度支払われるそうだ。日本馬を輸入してまでの費用に対する
賞金対価としてはあまり高くないように思えるが、どちらかといえば金持ちの遊び、ステータスのようで、
賞金は二の次になっているようだ。モンゴル馬や地元の馬との交配による品種改良も進められているという。