座布団が行司にクリーンヒット

九州産馬、佐賀競馬、地方競馬、アビスパ福岡を応援しています

2012年九州産限定新馬戦はカシノランナウェイが制す

競馬 - サラ系2歳新馬 結果 - スポーツナビ
http://keiba.radionikkei.jp/keiba/news/entry-220780.html

人気はテイエムイッキュウ、カシノランナウェイ、マルシゲキング、カシノサトラップ、コウエイシーチャン…の順。
スタートすると大外からぐいぐいと気合をつけてカシノランナウェイが上がって行き、単独2番手はエンブレムゴール。
3番手以降は速い流れで入れ替わりが激しい。第4コーナーでエンブレムゴールが差を詰めにかかるが、
直線でカシノランナウェイが後続を突き放し、3馬身差の快勝。2着エンブレムゴール、3着にカシノロビン。
2着のエンブレムゴールは先行して自分の競馬をやれていた。勝った馬が強かったとしか言いようが無い。
終わってみれば2・3着は境直行厩舎の馬だったが、カシノロビンは驚いたし、馬券も買えていなかった。
例年の傾向から新馬戦は人気薄が必ず1頭は絡むのだが、カシノロビンは調教師コメントが弱気過ぎたからなぁ…。
最後の直線では他馬も追ってきておりゴチャついていたが、前が開くとスッと抜け出した。
4着マルシゲキングと6着テイエムイッキュウは前半で遅れてしまったのが敗因。次走以降は変わってくるはずだ。
カシノランナウェイ、鞍上と共に嬉しい初勝利だ!! | 競馬ニュース | 競馬ラボ
競馬(JRDB)を100倍楽しむ方法:【血統&馬体講座】カシノランナウェイ - livedoor Blog(ブログ)
九州産馬情報 - 座布団が行司にクリーンヒット
勝ったカシノランナウェイは父マーベラスサンデー母カシノエスケイプ(母父スズカストリート)という血統。
鹿児島・柏木務牧場の生産。母はマイナーな父ではありますが中央で3勝し準オープンまで行った馬でした。
九州トレーニングセールを見学に行った日に柏木務牧場へも見学に行きました。ちょうど去勢のため牧場に
戻ってきていたのですが、柏木オーナー自ら指示していだだき、しっかりと見せてもらっていただけに、
この勝利はうれしかったです。牧場では幼い頃からいわゆる「ボス」の存在で、他馬をイジメるのもしばしば(笑)。
成長しても動きは牧場内でナンバーワンだったらしく、あとは気性の問題だけ・・・でした。
去勢した効果が現れていたのか折り合いもOK。野元騎手も「距離が伸びても良さそう」とコメント。
去勢の影響で厩舎に戻ってきた時はトモの筋肉が落ちていたそうですが、今回は芝だったためこなせた、とも。
ダートで使うことになるならもっとパワーをつけたいところ。母がダート馬でしたし、ダート向きだと思います。
梅内調教師も「北海道の牧場に持っていったら、どの馬にも負けなかった」と仰ってましたっけ。
【シンザン記念】デイヴィスVも「取らなきゃよかった」― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル
近年ではレッドデイヴィスがセン馬の活躍馬ですが、これくらいになってくれるといいな。
そういえば野元騎手は今年初勝利。7ヶ月半勝っていなかったそうですから嬉しい勝利となりましたね。
タイムも次の6R一般新馬戦よりも速かったですし、日曜日の新馬戦とも同じくらい。レベル的にも遜色ないでしょう。
『Gallop』やその他スポーツ紙でもなかなか評価が高かったです。タイムはあくまで物差にしなかりませんが、
例年の九州産馬限定新馬戦の勝ちタイムを比較すると、面白い結果がしっかりとデータとして現れます。
2012年 1:08.9 カシノランナウェイ
2011年 1:10.0 テイエムハエンカゼ
2010年 1:08.9 メモリアルイヤー
2009年 1:10.0 テイエムハエゲナ
2008年 1:10.3 フォーシーズンゴー
2007年 1:09.9 メッサーシュミット
2006年 1:10.4 コウセイカズコ
2005年 1:10.4 テイエムトッパズレ
2004年 1:10.0 テイエムチュラサン
1997年 1:09.4 ユメノセテコウユー(参考)
(小倉芝1200m 07年やや重それ以外全て良馬場)
私は1分10秒を大体の目安にしており、それより速いか遅いかでその年の新馬戦レベルを見ています。
近年は全体的に時計が速くなっている気もしますが、カシノランナウェイの時計は評価していいのではないかと。
さらに来週以降の未勝利戦には既出走組のレベルの高いメンツが出てくるでしょうから、楽しみです。
今年の世代の九州産は全体的にレベルが高いと、調教時点でも評価されていたようです。夢が膨らみますね。