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第16回霧島賞 テイエムハエンカゼが制す

http://www2.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/RaceMarkTable?k_raceDate=2012%2f08%2f15&k_raceNo=10&k_babaCode=32
3歳馬テイエムハエンカゼが人気に応えて快勝/霧島賞 | 競馬ニュース - netkeiba.com

JRA1000万下条件・地方オープンクラス九州産馬が集った霧島賞荒尾競馬場廃止により佐賀開催に移管されて
初めてのレースとなりましたが、3歳馬が古馬たちを抑えて完勝。新しい時代を予感させる結果となりました。
先行馬有利の展開が予想される中どの馬が逃げるのか注目していましたが、ハナを切ったのはカシノアクセルでした。
マサシ、1番人気のテイエムハエンカゼ、ダイジャヤマなどが続き、3番人気テイエムヨカドーは
5〜6番手の位置、2番人気カシノエルフは先行するかと思いきや10番手近くを追走します。
向こう正面でペースが上がるとマサシがついて行けなくなり後退、代わりにテイエムハエンカゼが2番手に。
カシノエルフが後方から追い出しにかかると前を行く馬たちを次々とマクリはじめます。
3コーナー回って4コーナーにかかるとテイエムハエンカゼがカシノアクセルに取り付き、
勢いは完全にテイエムハエンカゼの方。カシノアクセルは粘るが前半の貯金がなくなってくる。
そこにカシノエルフが追いかけるが、テイエムハエンカゼはそこからさらに伸びて後続を突き放しました。
最後にカシノアクセルを差したカシノエルフが2着に上がり、さらにはテイエムヨカドーが猛追するも
粘ったカシノアクセルが3着に入りました。テイエムヨカドーは4着、ついに馬券圏内も外してしまいました。


テイエムオペラオーテイエムシーズン母父カコイーシーズという血統、鹿児島・テイエム牧場の生産馬。
デビューは昨年の小倉九州産限定新馬戦で1着、2戦目のひまわり賞では3着に敗れています。
その後荒尾で開催されたたんぽぽ賞を勝つと毎日杯、NZTなど重賞にも挑戦、良い経験になったと思います。
古馬との初対決になった6月の鷹取特別(1000万下・阪神ダート1800m)では11番人気ながら3着に入り、
このクラスでも十分通用していけることを証明しました。3歳馬とはいえ霧島賞ではやはり格が上でしたね。
荒尾時代にはテイエムオペラオー産駒はこのレース2勝しており、これで通算3勝目になります。
手綱を捌いた芹沢純一騎手は鷹取特別の時から騎乗しています。今年44歳のベテランですが、今年はまだ未勝利。
地方のレースではありますが交流競走ですし、これをきっかけにしてJRAでも早く勝利できるといいですね。
2着カシノエルフは普段とは違う競馬をしましたが、しっかり2着を確保。こちらも実力があります。
新馬・たんぽぽ賞・霧島賞テイエムハエンカゼには負けっぱなしですが、いつか逆転できる日まで頑張ってほしい。
3着カシノアクセルは逃がした川田将雅騎手の好騎乗が光りました。勝利はすべて地方(荒尾)での2勝です。
それもそのはず母は霧島賞馬、佐賀の快速馬ベルガモットシール。その血を受け継いでいるわけですから
佐賀コースは得意でしょう。今回は母と同じように軽快に逃げていました。次は霧島賞母子制覇を目指してほしい。
期待された船橋テイエムヨカドーは4着、5回連続3着以内の記録が途切れてしまいました。
年齢なりにだいぶズブくなっているようで、前走もあえて1000mの習志野きらっとスプリントを使ったのでしょう。
今年で8歳ですからね、それでも4着には走っているわけですから大したもの。現役最後まで見守りたい。