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久しぶりに『たいようのマキバオー』最新回・感想(ネタバレ注意)

コミック|週プレNEWS[週刊プレイボーイのニュースサイト]
感想といいますか、漫画の中にちょっと気になる点がありまして。
文太ことヒノデマキバオーは高知所属ながら交流重賞挑戦どころか、Jpn1帝王賞をも制し、ついにはJCDにも挑戦。
今や地方競馬の中でも押しも押されもせぬ実力馬に成長。次は暮れの東京大賞典に向け調整されている所ですが、
大井ナイターに向けてナイター競馬に慣れさせるために、高知競馬の吉田氏は「高知でナイターを」と言い出す。
とりあえずは模擬レースという形で地元の強豪を集めてレースを行うことになるが、そこに頼もしい援軍、
佐賀からフラットビッキー、荒尾からギガモッコスも駆けつけた…というところで次回へ。


気になった点というのは漫画内の時系列や、実際の競馬との相違点などですね。
今回高知ナイター導入が描かれています。ちゃんと「夜さ恋ナイター」の看板も見えますね。
漫画とはいえ地方競馬の現状をかなり詳しく描写していますし、レース体系などもほとんどそのまま。
高知ナイターが開始されたのが2009年7月から。文太は2004年産まれで、現在4歳。劇中は2008年ということに。
まぁ漫画ですから違いは出てくるでしょうね。それよりナイター競馬導入が単に東京大賞典対策だけなのか、
それとも今後何かしらストーリーに影響されていくのか、その辺が気になるところですね。
ちょうど大井に出走するので、そろそろナイターのことも描いとかないと現実と乖離してしまうから、
ということかもしれませんが。さらに気になるのはフラットビッキー、ギガモッコスの九州勢2頭の再登場。
九州競馬ファンとしては嬉しいのですが、もしかしたら、荒尾競馬廃止についても何か語られるのでは…、
と思ったりもしたりして。まだ先かなぁ。やっぱり面白いですね『たいようのマキバオー』、来週号が楽しみです。


おまけ:
九州ダービー栄城賞の勝ち馬でジャパンダートダービーにも出走した差が所属のハグマシャグマ。
ハグマシャグマ
父サンダーソード父父サンデーサイデンス(サンデーサイレンス
母ギギンチョ母父アンバサダー(アンバーシャダイ) 佐賀・立花厩舎 主戦騎手:高橋穣
父サンダーソードは立花道雪が雷の化身を切ったという伝説が残る「雷切」からでしょう。
母は立花宗茂の妻・ギン千代、騎手は宗茂の実父・高橋紹運から。馬名の元ネタは恐らくですが、
鍋島直茂の祖父・父である清久・清房が、龍造寺家兼と大内家との戦い(田手縄手の戦い)の際、
赤熊(しゃぐま・白熊の尾を赤に染めたもの)面を被って戦功を挙げたといわれており、ここからかな。
佐賀競馬所属馬ということでこの馬名なのだろうが、立花家とは無関係じゃん!と思ったりもする。


ギガモッコス
相良氏 - Wikipedia
父マラダイス父父ダイスケ母マンマイシャン母父サニーサンデー 荒尾・相良厩舎 主戦騎手・丸目恵一
父はマルカダイシス父父ダイイシスがモデルで間違いなさそう。母父は種子島種牡馬をしていたサニースワローか。
熊本らしく厩舎名は相良氏から、騎手はタイ捨流兵法の流祖として有名な丸目長恵ですね。
あと以前、漫画内で牧場にて軽トラで追い掛け回される調教の描写がありましたけど、
どうも似たようなことを熊本の片山牧場さんがやってるらしいんですよね(笑)。これも取材してたのかなぁ。