競馬ブログ オケラセラ
「競馬ブログ オケラセラ」をご存知だろうか。当ブログでも何度か記事を紹介したことがあり、
またあちらからも拙ブログを引用したりリンクを貼ってもらったことが何度かあります。
以前から私が勝手に感じていたことなのだが、ウチのブログの目指すところに似てるな…と。
取り上げる記事の中身というだけではなく、「競馬の面白さ」を探求して紹介しようという姿勢でしょうか。
質という意味では、素人文章で情報ソースもはっきりしない私のブログとでは雲泥の差がありますが。
調教師や騎手、そして馬主など関係者の熱き思いが競馬を動かしていると信じて疑わない私としては、
それらを上手く汲み取ると同時に、客観的に評価もできる「競馬ブログ オケラセラ」さんを尊敬して見ています。
その「競馬ブログ オケラセラ」ガトーさんこと大瀬良海図氏が書かれたのがこの『競馬が１００倍面白くなる！』だ。
http://www.amazon.co.jp/%E7%AB%B6%E9%A6%AC%E3%81%8C100%E5%80%8D%E9%9D%A2%E7%99%BD%E3%81%8F%E3%81%AA%E3%82%8B-%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%BB%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%83%88-%E5%A4%A7%E7%80%AC%E8%89%AF-%E6%B5%B7%E5%9B%B3/dp/4831401609
実は結構前に「本に掲載されてるよ」と教えてもらっていて、かなり早い段階から入手はしていた。
それなのに…あろうことか家内で紛失。昨年暮れの大掃除の際に出てきてやっと読み始めるという体たらくである。
一旦読み始めると「座布団が行司にクリーンヒット」の名前を確認しつつ一気に全部読みきってしまった。
少し前に競馬ファンを騒がしたあの話や例のアノ話の顛末などが詳細に出てきており、読み終えてスッとした。
「競馬ブログ オケラセラ」で既に書かれたものもあるのだが、活字体で出るとまた読み応えが違う。
ちなみにウチのブログが引用されていたのは５年前の福永祐一騎手による「福島」発言の記事だった。
福永祐一騎手「福島にでも行っていればいい」発言を否定 - 座布団が行司にクリーンヒット
舌禍というのは恐ろしいもので、現在でも検索ワードでこのブログに辿り着く人も少なくない。
あとこれ武豊騎手が宝塚記念後の検量室で四位洋文騎手に「反則（された）負けや！」などとキレたとか - 座布団が行司にクリーンヒットも今でも多いかな。
本の中では取材記者の話などからほぼ間違いなく発言した、という結論に至っていた。
私の中でも納得できるものがあった。私は決して福永騎手のことが嫌いなわけではない。
今では高知競馬場で恒例となった『福永洋一記念』を実現させた福永祐一騎手に、親と息子の固い絆と同時に
競馬への想いの強さを感じ取ったし、それまで以上に好きになった。これからも応援したい騎手の一人だ。
「それはそれ、これはこれ」として、是々非々でこのブログもやって行きたいなと思う所です。
話を戻すがこの『競馬が１００倍面白くなる！』、競馬をギャンブルの一環とだけしか見ていない人や、
何より競馬初心者に見てもらいたい。競馬にはドラマがあり、ロマンがあるということをこの本を読めば
分かってもらえるのではないかと思う。そして後半にはしっかりと競馬予想に役立つデータまで載っているのだ。
なんとも一石二鳥な一冊。やはり競馬はロマンでありギャンブル、やるからには勝ちたいですからね。
