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テイエムオペラオー産駒の2歳馬がいない理由

今年の3歳世代にあたる2011年産のテイエムオペラオー産駒は近年においてもっとも活躍した世代と言えます。
現5歳世代・2009年産のJRA勝ち上がり馬は2頭、2010年産の4歳馬に至っては2014年6月現在に至るまで未勝利。
そんな停滞していた産駒の勢いが蘇ったのが去年から今年にかけてのことだったのです。
2歳時にいきなりテイエムキュウコーとテイエムチュラッコが勝利し、キュウコーはひまわり賞勝ち。
年が明けるとテイエムサンキュウ、テイエムゲッタドン、テイエムリヴィエラが勝ち上がり、
テイエムチュラッコも2勝目を挙げ、晩成傾向のある産駒が2歳から3歳の早い時期から頑張っています。
こうなると今年の2歳も期待がかかるところですが、残念ながら2012年産のテイエムオペラオー産駒は存在しません。
何故そのような事態になってしまったのか、実は数年前からある噂が囁かれていました。


私の手元に『全国馬名簿』というJBBAが出している冊子の2011年版があります。
出生登録された当歳の一覧が掲載されたもので毎年12月から翌1月くらいに発行され、私は毎年購入しています。
ここで登録していない馬も1歳12月31日までに血統登録しなければ日本国内のレースに出走することができません。
テイエムオペラオー産駒は出生時点で4頭が登録されており、『全国馬名簿』にも載っています。
しかしこれら4頭は血統登録していないようで、ネット上のさまざまなデータから抹消されています。
当歳から1歳までの間に事故や病気で死亡したのならば不掲載になることもありますが、
4頭すべて載らないというのは異常です。何かあったと考えるべきでしょう。
-ホースニュース俺-(無期休刊) : テイエム牧場ブログ・BBS閉鎖とオペラオー産駒の噂
当時2chなどでも話題になっていたようです。一時は「全頭殺処分」という物騒な噂まで流れました。


翌2012年の時点でテイエム公式ホームページに不穏な空気が伝わって来ていました。
オペラオーの仔が登録されていないことに気付いたファンがテイエム公式HPの掲示板に質問を書き込んだり、
また別の人が「テイエム牧場のミスでオペラオーの仔がデビューできなくなったと聞いたが本当か」
という内容の書き込みがあり、その後の動向を見守っていましたが、テイエム牧場側はブログと掲示板を突如削除。
後にテイエム公式HP自体を消してしまいます。テイエム牧場としては混乱を避けるための措置だったのでしょうが、
テイエム牧場のミス」という書き込みの信憑性をなおさら増長させてしまう結果になってしまいました。
公式HPはURLをそのままに「ビッグダディオーナーズクラブ」という元・テイエム牧場HP管理人が運営する
地方競馬共有馬主のサイトに飛ばされるようになっています。
Index of /tm-bokujou


具体的にどのようなミスがあったのか。

ファンの間でも話題になっていますがこの種畜検査というものを受けていなかった。
なので今年産まれた産駒は競走馬としての資格がない。
ここからです!!私は某牧長さんに聞きました。
「じゃあ殺処分って話本当だったんだ?!」と
「いや、今乗馬馬とか色んな方法で売られてるみたいだよ。」
と(>_<)、、、殺されない、競走馬になれなくてもお肉にされない。
私は安心しました

http://blog.goo.ne.jp/xxetcxxetcxx/e/15cb499785431412e6a6e3f0fc7a3101

これまでの経緯と私が伝え聞いている話から総合すると「種畜検査を受けていなかった」というのが事実かと。
http://www.nlbc.go.jp/i_syutikukensa/menu.asp
アドマイヤムーンの半弟サブミーカー種牡馬入り | 馬産地ニュース | 競走馬のふるさと案内所(参考)
種畜検査は法律で定められた種牡馬登録にも必要な検査で、毎年受けて更新しなければなりません。
これを牧場側のミスで受け損ねていたため、産まれた仔は競走馬として認められなかったということです。
本来ならばありえないような初歩的なミスですが、人間ならばミスは誰にでもあること。
テイエム牧場はホームページを削除することがベストの方法だったのでしょうか。
産まれた仔は処分などせず乗馬に回すなど、馬に対してもきちんとした対処をしています。
ファンに向けても誠実に説明してほしかったですね。


テイエムオペラオー産駒が「消えた」のは2012年産の世代のみ。2013年産の現1歳馬は7頭が確認できます。
好調の流れが止まってしまったのは残念ですが、テイエムオペラオー産駒がいなくなったわけではありません。
今年の2歳馬がデビューできなかった分、以降の世代に頑張ってもらいたいものです。