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双子の競走馬

熊本・村山牧場の繁殖にオキザリスという馬がいます。村山牧場のダノンゴーゴーを種付けして受胎していましたが、
エコー検査で双子であったことが発覚し片方は潰されたようです。こうしなければ胎児への栄養が分散されてしまい、
場合によっては流産の可能性などもあるためです。近年は検査すれば事前に双子かどうか分かるようになっています。
オキザリスの血統表 | 競走馬データ - netkeiba.com
http://ameblo.jp/murayamafarmblog/entry-11889766869.html
アドマイヤベガなども同様に双子が事前に発覚したため片方の胎子をつぶしています。


http://www.excite.co.jp/News/sports_g/20120509/Umajin_column1674.html
近年では2012年にオーストラリアのセールに双子馬が上場されたことがありました。
かつては検査ではまだ分からない時期もあったため、双子で産まれた例もあったようです。
メジロアルダンの場合は片方が死産、アイネスフウジンの半弟(リアルポルクス・リアルカストール)は無事産まれ、
どちらもデビューを果たしましたが良い成績は残せなかったようです。
まず生まれる時点で8割以上の確率で死産か流産などになってしまうらしいですからね。
活躍すればドラマチックな話ですが現実では難しい。だからこそ『風のシルフィード』『みどりのマキバオー
『じゃじゃ馬グルーミンUP!』など漫画作品の中でも取り上げられストーリーにされたりしています。
日本では過去に双子の競走馬が活躍した例もありますが、そう多くはないケースのようです。
豪セールに上場された双子馬が2頭とも落札される - カジノドライヴUSAの海外競馬
南関診断士の南関競馬徒然草:双子


九州でも双子の競走馬が産まれた例がありました。

◇小林の牧場で昨年誕生
 小林市の競走馬生産農家、田上勝雄さん(61)の牧場で昨年4月に生まれた雄のサラブレッドの双子「シルバー」と「ゴールド」がともに体高約130センチ、体重約250キロに成長、7月の競走馬の競り市に出される。双子の馬は非常に珍しく、約20年前から競走馬を育てている田上さんも初めてという。
 母方の祖父はオグリキャップ、父方の祖父はサンデーサイレンスという良血統で、中央競馬界で大活躍する馬を次々に生み出している。双子の兄アイテイスワローは中央競馬で5勝した。しかし、日本中央競馬会(JRA)によると、双子を競走馬として育てる場合、母馬の乳を分け合うので大きくなり切れず 「2頭がともに成功することはほとんどない」(広報部)という。このため、田上さんは母馬への餌の量を増やし、双子には栄養価の高い飼料を与えるなど工夫した。馬場を元気に走り回る姿に「2頭とも走る姿が美しい。サラブレッドとして生まれたからには、ぜひ競馬に出してやりたい」と目を細め、午(うま)年での飛躍を願っている。(毎日新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020111-00000006-mai-l40

トウカイルージュの産駒成績|競走馬データ- netkeiba.com
それが父アサクサゴーフル母トウカイルージュの双子。ミッキーウルフの半弟。データ上でも2001年産が2頭います。
しかし結局は双子の片方アポロホールしかデビューは出来なかったようですね。片方は虚弱だったのかもしれません。